2024 チャールズ3世 ミュージックレジェンド第9弾 ポール・マッカートニー 500ポンド1キロプルーフ銀貨 未鑑定 箱付き【ご予約承り品】

ロックバンドからレコーディング・アーティストへと変革を遂げた1960年代のビートルズ

イギリスから世界に羽ばたいた戦後の偉大なポップミュージシャン達の音楽性をデザイン化し、瞬く間にモダンコインの傑作シリーズの仲間入りを果たした「ミュージック・レジェンド・コレクション」。2020年に稀代のロックバンド「クイーン」のためのデザインを第1弾として発表して以来、イギリス音楽の最先端を行くアーティストたちを取り挙げ、今やイギリス文化と見なされている偉大なるポップ音楽の系譜のコイン上における恒久化を実現しました。国際的にも知名度の高い厳選されたアーティストのみを描く当コインシリーズですが、ポートレートを用いるデザイン以外にも、ミュージシャンたちの音楽の特徴を活かしたイラストによって、個性豊かなバリエーションを生み出し好評を博しています。そしてこの度、同シリーズの第8弾としてリリースされるのは、1960年代から70年代にかけて活躍したイギリス・リバプール出身の伝説のロックバンド、および20世紀を代表する音楽グループと言っても過言ではない「ビートルズ」のポール・マッカートニーのためのコイン・バリエーションです。過去にはイギリスの主要な音楽史「ローリング・ストーン」による「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第1位を獲得した同バンドは、経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の統計算出に基づく「史上最も人気のある100のロックバンド」でも1位となっていました。またグラミー賞を７回受賞し、23回のノミネートという偉業を達成しています。1966年6月30日には初来日を果たし、東京の日本武道館での公演を皮切りに、7月2日までの3日間で5公演を開催し、ビートルズ旋風を巻き起こしました。日本での滞在は103時間のみでしたが、日本の若者を熱狂させたばかりか、日本のその後の音楽シーンにも多大なる影響を及ぼしました。日本を始め、世界各国を巡り、空前の成功を収めたロックバンドとしてのビートルズでしたが、1966年8月29日にキャンドルスティック。パークにて開催されたサンフランシスコ公演を以て終了することになります。それ以降は主にレコーディング・アーティストとして活躍することになり、引き続き数多くの優れた名曲を発表しました。

「ミュージック・レジェンド・コレクション」での待望のデビューを飾るポール・マッカートニー

ビートルズの主要なメンバーとして、またシンガーソングライターとして1960年代から1970年代にかけての音楽シーンを牽引し、今なおイギリスを代表するアーティストとして国際的な注目を集めるポール・マッカートニー。ビートルズ時代には「イエスタデイ」「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」等、その後ビートルズの定番となった楽曲の作詞・作曲を行った。ビートルズ解散後は自身のバンド、ウィングスを結成し、「マイ・ラブ」「007　死ぬのは奴らだ」「ジェット」「バンド・オン・ザ・ラン」「あの娘におせっかい」「心のラブ・ソング」「幸せのノック」「夢の旅人」「しあわせの予感」「グッドナイト・トゥナイト」等のヒット曲をリリースし、話題となりました。ビートルズ時代を含めて、基本的にはベーシストとして主にエレクトリックベースを使用してましたが、レコーディングおよび公演では度々ピアノを担当していました。今回ご紹介の作品は、「ミュージック・レジェンド・コレクション」の第9弾として発表されたサー・ポール・マッカートニーの多彩な音楽性を裏面に描く芸術性豊かなラインアップです。裏面にはサー・ポールの直筆サインを元にデザイン化された署名や、ゆかりの楽器であるピアノとヘフナー・ヴァイオリン・ベースが描かれています。デザイン部の背景は極彩色でペイントされており、サー・ポールの多彩な音楽性を華麗に表現しています。コイン表面には、2022年以降、英国コインの顔として、流通貨や記念コインの表面を彩り続けてきたチャールズ3世の「公式第1コイン肖像」が刻まれています。王冠も月桂冠も見られないそのシンプルな横顔からは新英国王の人間味溢れる魅力が感じられ、21世紀以降のコイン肖像のスタンダードとなったことも頷けます。過去には英国王室から大英帝国勲章を賜り、サーの称号を保持するポール・マッカートニーですが、82歳の現在も現役であり、今後もイギリスを代表するスターとしての活躍が繰り広げられることでしょう。