ご挨拶
色づき始めた木々を背景として秋の天空が晴れやかな今日この頃、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
皆様こんにちは。コインパレスの室田でございます。
本日のコラムでは、来たる11/13（月）に開催を控えた弊社の恒例イベント「英国王室誕生祭」についてご案内させていただきます。
今回は5人の国王にスポットを当てます。
どうか最後までご一読のほど、よろしくお願い申し上げます。
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【英国王室誕生祭 第7章】
・期間：11/13－11/27
・プレゼント：ウォーカーのショートブレッド
・対象：期間中にショールームにて合計10万円以上お買い上げの方
※プレゼントは数に限りがございますので、お早めにご参加くださいませ。
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教育・学術界に影響を与えたドイツ生まれの国王ジョージ2世
当月は恒例の誕生祭の第7弾を迎えることとなり、英国史にその名を刻む5人の君主の誕生を祝うことになりました。
これら5人の国王の偉大なる功績は何よりも英国史が物語っていますが、コイン表面に描かれている傑作ポートレートの数々は、とりわけ君主としての国王の権威を象徴するものでもあります。
今回の誕生祭は、11月9日に誕生日を迎える二人の国王、ジョージ2世とエドワード7世のそれによって幕を開けます。
1714年、ステュアート朝最後の君主であったアン女王が崩御し、ハノーファー選帝侯家のゲオルク・ルートヴィヒ（後のジョージ1世）に英国王位を継承すべく白羽の矢が立ちます。
その継嗣として誕生したジョージ2世は、若き日より選帝侯家の後継者として英国王室の未来を嘱望されていました。
王はまた実際の戦争に参加した最後の英国君主としてもその名を歴史上に刻んでいます。
狩猟やギャンブルを何よりも好んだことから、ジョージ2世の私生活に対する評価はそれほど高くはないものの、後世に与えた絶大な影響力ゆえに君主としての存在感を歴史上にて誇示しました。
なかでも教育・学術界に与えた影響力は計り知れず、不朽の名声を築き上げました。
1757年にロイヤルコレクションの貴重な蔵書の一部は、王の英断によって新たに創設された大英図書館に寄贈されることになります。
1737年には故郷のハノーファー選帝侯領内初の本格的教育施設であるゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲンが創設され、1748年には同地を表敬訪問し激励したと伝えられています。
王はまた1716年から1727年までダブリンのトリニティー・カレッジの学長を務め、1754年には後のコロンビア大学の前身となったキングス・カレッジをニューヨークに設立するための勅許を認可したことでも知られています。
ジョージ2世は歴史上にて強烈な個性を発揮した訳ではないかも知れませんが、時折君主としての影響力を必要に応じて発揮し、英国王室の変遷と共に発展を遂げた立憲君主制を擁護することに努めました。
大英帝国の名君、エドワード7世
ジョージ2世と同日に誕生日を迎えるエドワード7世は、ヴィクトリア女王から受け継いだ20世紀初頭の大英帝国に君臨した名君として記憶されています。
歴史上にて「エドワード朝」と称される僅か9年間のみと非常に短い期間ではあった王の在位期間は、今でも英国人にとっては郷愁の念を誘う古き良き時代として語り継がれています。
厳格で閉塞的であったヴィクトリア朝時代への反動からか、王の治世は開放的で、何よりも平和を特徴としていました。
人々は女王の崩御とともに過ぎ去った前時代のことは忘れ、ひたすら束の間の慰安を享受しようとしていましたが、それはあたかも第一次世界大戦を始めとする次に起こり来る暗黒の時代を予見していたかのようでした。
そしてエドワード7世が受け継いだ大英帝国は沈みゆく巨大な戦艦のように徐々に凋落し、英国全土が黄昏の時期を迎えつつありました。
それに対して国王としてのエドワード7世の政務能力は優れており、特にフランスをはじめとするヨーロッパ諸国との同盟関係を重視した政策によってヨーロッパ全体の平和を構築した功績は計り知れません。
ハノーヴァー朝初の英国君主、ジョージ3世
11月14日に誕生日を迎えるのは、ハノーヴァー朝の第3代国王ジョージ3世と、その直系の子孫に当たる現英国王チャールズ3世です。
ドイツに起源を持つハノーヴァー朝としては初の英国出身の君主となったジョージ3世ですが、その英国人としての高い矜持は、即位後まもなく開かれた国会開会式での初演説時のスピーチの内容に端的に表現されています。
「私は私に教育を施した英国の名を我が誇りとします」と熱烈なる愛国心を吐露したジョージ3世は、その後60年間に及んだ全治世をひたすら英国の国益と発展に捧げました。
17世紀後半に王政復古を成就したチャールズ2世の治世以降、全世界に勢力を拡大し、大英帝国の成立を目前に控えていた英国は、ジョージ3世の時代になりますと情け容赦ない世界史の修羅場に遭遇することになります。
1780年代以降顕著となるアメリカにおける現地政府との軋轢は、やがて独立戦争の名の下に具現化します。
また隣国フランスにて1789年に勃発したフランス革命は、英国の王政を根本的に揺るがしかねない重大懸念事項となりました。
しかし、これらの事象と同時期に英国に興った産業革命がその後60年間に及んだ王の治世の安泰を実現し、その後の英国王室の基盤を構築したことは見逃せない結果です。
現在、王室が管理するロイヤルコレクションには生前のジョージ3世の御筆による夥しい数の書簡が残されていますが、それらは生前の王の誠実な人柄を表すのみならず、惜しみなく英国に捧げられた王の衷心からの祖国愛を端的に物語っています。
2023年に戴冠式が執り行われた、チャールズ3世
2022年9月8日、それまで70年間にわたってイギリス連合王国を率いていたエリザベス2世が崩御され、チャールズ王太子が新国王チャールズ3世として即位しました。
この突然の事態は英国にとっては長年にわたって想定の範囲であったことと思われますが、それにもかかわらず女王の突然の訃報が連合王国は元より、全世界に及ぼした影響は計り知れず、英国はただただ呆然と立ち尽くしていたようなものでした。
そして女王の死に対する適切な服喪期間が終了した後、2023年5月6日にはチャールズ新国王の戴冠式が挙行され、英国王室にとっては久しく迎えた慶事となりました。
王太子時代から若年層の社会的救済を主眼とする「プリンスズ・トラスト」の設立は元より、数多くの慈善事業のパトロンとして存在感を発揮していた現国王ですが、74歳の高齢にて王位を継承されたにもかかわらず、今後一層の活躍が期待されています。
また、父エディンバラ公爵から受け継いだ環境問題の解決は、今後も国王の最大の関心事として継続されることでしょう。
清教徒革命に翻弄されたチャールズ1世
11月19日に誕生日を迎えるステュアート朝の第2代君主チャールズ1世は、清教徒革命に翻弄され、遂には戦に敗れて処刑されるに至った薄幸の主人公として歴史上にその名を残しています。
王が父王ジェームズ1世から継承した絶対王政は王権神授説に基づいており、王自身の君主としての妥協できない一つの方向性でもありました。
折しも英国全土に広がりを見せていた清教徒革命の戦火は止まるところを知らず、後の共和政イングランド護国卿オリバー・クロムウェル率いる鉄騎隊の前に、チャールズ1世主導による王党軍は遂に敗北を喫します。
1649年1月30日、処刑が宣告されていたチャールズ1世は、自らの洗練された趣味が反映され、当時を代表する名画伯ルーベンスが内装を手掛けたホワイトホール宮殿のバンケティングハウス前にて公開処刑に処せられました。
王の辞世の言葉は「この堕落した王位を離れ、堕落し得ぬ人生の極致へと向かう、そこには如何なる闘争も存在せず、安寧で満たされた世界のみが存在する」でした。
皆様のご来店をお待ち申し上げております
今回の誕生祭に際しまして、弊社コインパレスでは開催記念の特別ギフトをご用意させていただきました。
今回は、故エリザベス2世女王陛下御用達でもあったビスケットやショートブレッドの老舗「ウォーカー」のチョコレート・ショートブレッドの詰め合わせセットを、当誕生祭開催期間に店頭にて10万円以上の商品をお買い上げの皆様にプレゼントさせていただきます。
数に限りがございますので、どうぞお早めにご来店いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
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【英国王室誕生祭 第7章】
・期間：11/13－11/27
・プレゼント：ウォーカーのショートブレッド
・対象：期間中にショールームにて合計10万円以上お買い上げの方
※プレゼントは数に限りがございますので、お早めにご参加くださいませ。
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お知らせ
コラムを最後までお楽しみいただき、ありがとうございました。
最後に、お得なイベントやコイン収集に関する最新情報をご紹介させていただきます。
【11/18まで】大好評の送料無料キャンペーン！遂にMDCオークションでも開催
先日募集が終了したヘリテージオークションの出品代行キャンペーンでは、昨今の記録的な円安水準と、リーズナブルな手数料率から、100件近くものお問い合わせを頂戴いたしました。
これを受け、弊社コインパレスでは、以前からご要望を頂戴していたMDCモナコオークションの出品代行の募集を本格的にスタートさせていただきます。
日本からモナコまで通常約3万円の海外輸送費がかかるところ、11/18までの期間限定にて送料無料とさせていただきます。
また、通常であれば落札価格に対して最大15％かかるオークションハウスの出品手数料についてもなんと無料！
弊社の出品代行手数料は業界最安値水準の3％。
海外でコインの売却をお考えの方は、ぜひこの機会にMDCモナコオークションへの出品をご検討くださいませ。
【募集概要】
・出品先：2024年4月開催のMDCモナコオークション
・出品代行手数料：業界最安値水準の3％
・コインを輸出する際の海外輸送費（約3万円）：今回の募集に限り無料
・オークションハウス出品手数料（通常最大15％）：無料
・募集締め切り：2023年11月18日（土）
出品代行の流れや詳しい費用については、専用ページよりご覧いただけます。
またお申込みは専用ページ内の申請フォームより承りますので、こちらも併せてご利用くださいませ。
※海外オークション出品代行専用ページや専用フォームでは、複数のオークションへの出品について紹介させていただいておりますが、今回の募集では主に「2024年4月に開催のMDCモナコオークション」への出品となります。
※コインによっては4月開催以外のオークションへのご案内となる可能性もございます。あらかじめご了承くださいませ。
チャールズ3世75歳を記念したコインが発売
チャールズ3世の即位後初発行となる誕生記念貨、「チャールズ3世 国王誕生75周年記念コイン」が発売されました。
表面にはマーティン・ジェニングス氏のおなじみコイン肖像、裏面にはロイヤルサイファ（国王の王名を紋章化したシンボル）と、75歳の誕生日を示す「75」の数字がデザインされております。
また、今回のコレクションには、チャールズ3世の誕生日11月14日に鋳造される、特別発行の聖ジョージ竜退治ソブリンBU金貨も含まれております。
大好評につき追加受注決定！直筆サイン70鑑定付のコインセット
発売以来、大好評の人気商品「チャールズ3世第1肖像発売記念コインセット」の追加受注が決定！
エリザベス2世の追悼記念コインと、チャールズ3世の戴冠記念コインがセットになりました。
全てのコインにNGCの70鑑定が付与されており、スラブケースには当セットのために特別に用意された、チャールズ3世の肖像デザイナー、マーティン・ジェニングス氏の直筆サインが入っております。
チャールズ3世の公式貨幣肖像と「竜退治」の初共演! ソブリンプルーフ貨が発売
毎年大好評のコイン、ソブリンプルーフ金貨の2024年度版が発売されました！
チャールズ3世の肖像がソブリン金貨に採用されるのは、わずか3回目の出来事であり、その中で2023年の戴冠記念ソブリンは、戴冠式の重要性を反映した特別なデザインが施されています。
先着2~10名様限定！大変貴重なモダンコインセットご予約受付中
チャールズ3世の即位に伴い、英国の新しい”流通貨”の発表を記念した、大変貴重なプルーフ貨セットが発売されました。
金貨セットの発行枚数はわずか125セット、銀貨セットについては3,000セットのみでございます。
既に金貨のご注文数は当初のご予約可能数を超えておりますものの、皆様からのお声にお応えし、追加でもう1セットご予約枠をご用意させて頂きました。
その他のラインナップにつきましても、残り数点のみのご案内となります。
先着順にて承りますので、どうぞお早めにお求めくださいませ。
コインコレクター必読のおすすめ書籍
弊社コインパレスでは、コイン収集に関する様々な書籍をご用意させていただいております。
コイン用語をまとめた事典からアンティークコイン投資の指南書まで、「こんな本が欲しかった！」と感じていただけるようなラインナップを取り揃えております。
新作公開！コインパレス公式YouTubeチャンネル
ロイヤルミントの大人気モダンコイン・コレクション「偉大なる彫刻家シリーズ」の第1弾「ウナ＆ライオン」。
1839年にヴィクトリア女王の在位3周年を記念して誕生した伝説のコインが、2019年にロイヤルミントの最新技術によって蘇りました。
無数に存在するイギリス・モダンコインの中でも、最も人気の高い逸品といっても過言ではないこのコインの特徴を、弊社の英国王室研究家、室田がご紹介させていただきます。
ウナが手にする王笏や、表面・裏面に刻まれたラテン語の意味など、コレクター必見の情報が満載です。
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手数料1％～！！オークション入札代行 大好評募集中！
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入札の際は、お客様からのデポジット入金の確認が完了次第、随時お手続きを開始させていただきます。
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入札代行に関する詳細や、海外オークションに出品されるコインの探し方等につきましては、以下の特設ページをご参照くださいませ。
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