ルワンダ 2026 干支午年 50フラン1オンス 銀貨 【1枚】 (コインケース付き)

【ご注意】
・地金相場の変動により、常に価格が変動いたします。
・海外で製造された製品です。
・稀に黒ずみや傷、ミルクスポット（白い斑点）等が見られる製品もございますが、一般的にコイン本来の価値を損ねる要素とは見られないため、返品返金の対象とはなりませんのでご購入になられる際にご承知置きください。
・弊社は複数の店舗間で在庫を共有しているため、ご注文状況によっては稀に欠品している場合がございます。
その際はメールまたはお電話にてご連絡させて頂きますことを予めご了承ください。

躍動感漲る午の年に相応しいルワンダによる最新の地金型コイン

中国発祥の「干支」は、同国古来の文化として今や世界中で親しまれています。とりわけ十二支は12種の実在と架空の動物の性質を人間の人生の吉凶に当てはめて物事を捉える魅力的な概念として、これまで我が国日本を始め多くの国々で愛されてきました。東アジアの中国文化圏を中心として広範囲にわたって伝播した干支、十二支の歴史は古く、紀元前16世紀の殷王朝時代にさかのぼります。当時は日付の呼称として用いられていたことが記録に残っています。また春秋戦国時代以降は、より正確な年、月、時刻、方角を表す手段として大きな飛躍の時を迎えます。そして始皇帝によって統一王朝としての秦が建国された頃になって初めて干支が12種の動物と関連付けられるようになりました。韓国やベトナムなどの中国の影響が強い国家では古くから干支の文化が重用されていましたが、地域によってその解釈には若干差異が見られるようです。例えば我が国日本においては12種の動物の中に日本固有の動物である猪が加えられていますが、日本以外の国家には存在しないため豚に置き換えられているのが特徴的です。春秋戦国時代に発展を遂げた陰陽五行説は古代中国の重要な思想として有名ですが、十二支の歴史はさらに古く陰陽五行説と関連付けての十二支の解釈はずっと後の時代に考案されたものであることが記録から判明しており、主に占いの発展の過程において成立したものと思われます。12種の動物そのものが大変魅力的で一般的に親しみやすいものであることから、今日まで極めて息の長い人気を持続してきた干支と十二支ですが、近年、英国ロイヤルミントを始めとして世界各国の主要な造幣局がこの中国由来の文化を取り挙げてコイン化し、それぞれが大きな成功を収めました。またそれぞれのコレクションによって動物たちの描き方が異なり、本家の中国を意識した東洋的なデザインや、余り中国を意識せずに西洋人にも受け入れられるような写実的な描き方によって個々の動物にスポットを当てる解釈も存在します。とりわけ2014年の午の年にモダンコインの新シリーズとして産声を上げたロイヤルミントによる「干支シリーズ」は、この種のコレクションの草分けとして注目を集め、写実的な描写による動物のデザインは高評価を獲得しました。特に英国人に人気の馬や犬は、狩猟民族の末裔である英国人にとってなじみのある動物ということもあり、外国の文化という難しさを超えて単独で注目を集めました。コイン界においては今や百花繚乱の様相を呈している感のある干支・十二支を取り扱った様々なコインですが、今回ご紹介させていただく作品は、東アフリカの国家ルワンダが発行した最新の干支関連の地金型コインです。2026年は午の年ということで、当コインもまた動物の馬を取り挙げます。コイン裏面には、写実的な表現ではないものの、個性溢れる手法による躍動感のある駿馬が描かれており、感動を誘います。どちらかといいますと、中国古来の文化であるという点に敬意を表する古風な描き方が特徴であり、パズルを組み合わせたような魅力的な筆致によって十二支の中でも人気の高い動物である馬にスポットを当てています。コイン表面にはルワンダの正式名称であるルワンダ共和国の名が書かれており、それ以外にもルワンダの主要産業である農業や工業に着目した、素朴ながらも味わい深い意匠が添えられており好感が持てる内容となっております。また新たな干支シリーズが東アフリカの国家ルワンダから誕生しましたが、これまでにはない斬新なデザインによる地金型コインが飛躍を象徴する午の年に捧げられることは実に素晴らしいことではないでしょうか。今後のラインアップにも大いに期待したいところであります。