2026 チャールズ3世 干支午年 馬年 25ポンド1/4オンスプルーフ金貨 未鑑定 箱付き【ご予約承り品】

新たなサイクルの幕開けとして期待に胸が躍る「十二生肖」第1弾の午年

ロイヤルミントの人気コインシリーズ「干支シリーズ」の続編となる「十二生肖コレクション」は、中華人民共和国の伝統文化とイギリス連合王国のクラフトマンシップの融合を実現する画期的なモダンコインシリーズです。我が国でも馴染みの深い「十二支」の概念ですが、本場中国では「十二生肖」と呼ばれることが一般的で、日本列島固有の動物である猪が豚に置き換えられる以外はほぼ同じ内容を持ちます。12種類の動物の属性を人間の性格や運勢に当てはめる干支は、古代中国に育まれた文化として知られていますが、日本へは仏教の伝来と共に6世紀頃に伝わったとされています。今も中国で用いられている太陰暦（旧暦）は月の満ち欠けを基準とした暦法であるため、移動祝祭日のように毎年開催日が変わります。日本でもかつて用いられていた旧暦ですが、明治時代の初頭に西洋文化受容の経緯から新暦（太陽暦）に改暦され現在に至ります。2026年の太陰暦の元旦は2月17日で、この日から新しい午の年がスタートします。また旧暦の1月1日にあたるこの日から中国の旧正月「春節」が始まります。春節は、家族の団らんや先祖への感謝を重んじる重要な祝日です。ロイヤルミントがこれまで毎年発表していた「干支シリーズ」に続く新シリーズ「十二生肖コレクション」の第1弾としてお届けする午年は、十二支の新たなサイクルの始まりの年として注目に値します。午年はしばしば力を象徴する数多くの属性で知られており、根源的なパワーや物事の開拓などを暗示するとされています。この年に生まれた人々は活力、エネルギー、強い独立心等の属性を備えているといわれています。これらの粘り強い性質と共に、勇気、楽観性、敏感な機知などの性質が午年の人物の性格的特徴として挙げられます。午年が取り挙げる動物の馬は、西欧社会においても人気の動物です。特に狩猟民族の末裔である現在のイギリス人にとっての馬は有史以来犬と並んで狩猟の友であったことから馴染みの深い動物でもあります。今回ご紹介のコイン裏面には、躍動感あふれる駿馬が描かれており、新シリーズの解禁にふさわしい颯爽たるデザインが話題となることでしょう。裏面上部には「Year of the horse＝午年」と書かれており、その上中国語の馬の漢字も挿入されているという凝り様です。この優れた意匠は、ロイヤルミントの依頼によりコイン・デザイナーのウィリアム・ウェッブが制作したものですが、写実性のみに偏ることなく、全体的にバランスの良い現代性を特徴とする優れた作品です。コイン表面には2022年9月のエリザベス2世の崩御によってイギリス王位を継承した新国王チャールズ3世の「公式第1コイン肖像」が掲げられています。王冠などの宝飾品が全く見られない国王の横顔は「人間チャールズ3世」と呼んでも過言ではない温かみと純粋さを特徴とするものです。写実的に仕上げられたこの作品は、21世紀前半に制作されたコインポートレートの傑作の一つとして特筆に値します。先行作品の「干支シリーズ」と同じく、馬の年に始まることとなった「十二生肖コレクション」は、これまでにはない十二支の魅力を表現力豊かなデザインによって贈る新たなモダンコインシリーズです。その第1弾となる同コインは現代ロイヤルミントならではの確かな技術力と美意識が反映される文化的意義を掲げる芸術作品です。