HOME ＞ アンティークコイン ＞ チリ 1926SO 女神 100ペソ金貨 NGC MS62
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一般価格：438,900 円(税込)
会員価格： 399,000 円(税込)南アメリカ大陸最南端の国家チリの歴史を集約するビンテージコインの逸品
南アメリカ大陸の南西部に位置する共和制国家として知られるチリ。国土は雄大なアンデス山脈西部で南北に細長く伸び、東にアルゼンチン、北東にボリビア、北にペルーと隣接します。また西は南太平洋、南はフエゴ島を挟んでドレーク海峡と対峙します。首都はサンティアゴで、アルゼンチンと共に南アメリカ大陸の最南端を構成する国家として知られています。太平洋上の諸島、フアン・フェルナンデス諸島、サン・フェリクス島、サン・アンブロシオ島、またポリネシアのサラ・イ・ゴメス島、イースター島などの離島も領有しています。さらにアルゼンチンやイギリスと並んで「チリ領南極」として、125万平方キロメートルに及ぶ南極の領有権を主張しています。国名の由来は諸説ありですが、植民地時代の初期には「Chili」と表記されていたことが記録に残っています。17世紀のスペイン人歴史家ディエゴ・デ・ロサーレスの手記によりますと、この国名はインカ人によるアコンカグアの渓谷の呼称で、15世紀にインカ帝国に支配される前に存在した先住民族ピクンチェ族の族長「ティリ＝Tili」から派生したものと考えられます。これ以外にも、先住民の言語で「地の果て」「カモメ」を意味する「Chiri」、「雪」や「地上最深の場所」を意味する「Tchili」、マプチェ族の言葉で同地に生息する鳥の鳴き声を表す擬音語「cheele-cheele」に由来する等の仮説も存在します。15世紀になりますと北部はインカ帝国の皇帝トゥパク・インカ・ユパンキやワイナ・カパックらに征服されますが、南部はマプチェ族の激しい抵抗によって維持されます。しかし16世紀には西欧諸国による侵攻が顕著となり、国土の大部分がスペイン帝国によって保護国化されます。また19世紀にヨーロッパ全土がナポレオン戦争によって混乱状態に陥ったことをきっかけとして南米の植民地諸国で独立の機運が高まり、チリもまた1818年にスペインから完全に独立します。また銅や硝石などの鉱物資源が独立以降のチリの国家運営を支えます。今回ご紹介のコインは、南米の最南端に位置し、豊富な資源によってアメリカを始めとする諸外国の注目を集めるチリ共和国が1926年に発行した100ペソ金貨です。コイン表面には、素朴ながらも楚々とした美しさを放つ女神の左向きの肖像が描かれています。植物を伴って結い上げられた頭髪は、チリの大自然の豊かさを象徴しているように見受けられます。肖像の上部にはチリの正式名称「チリ共和国」が刻まれており、下部には当コインの発行年である1926の数字が刻まれています。またコイン裏面にはチリの国章が見られ、中央に星のマークを刻む盾を南米固有のシカ科の動物ウェムルとコンドルが支えており、上部には3羽のダチョウの羽が翻っています。古典的なデザインの美しさが際立つこの裏面は、何度見ても飽きのこないもので、珍しくも懐かしい感じが伝わってくるものです。昨今のコイン市場においては珍品の部類に属するこの作品は、南米国家による本格的なヴィンテージコインとして、世の全てのコインコレクターにお勧めの逸品です。
品番 6069 鑑定番号 
8382329002
現在のNGC鑑定数はここをクリック下さい価格 一般価格：438,900 円(税込)
会員価格： 399,000 円(税込)
グレード数 MS 62 最大発行数 678,000 重量 約20.34 g 直径 約31.0 mm 品位 約90.0 Au 表面 アルトゥロ・プラットの肖像 裏側 国章と額面 発送元 日本国内から発送 -
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