2025 チャールズ3世 ミュージックレジェンド第10弾 ジョン・レノン 5ポンド BU白銅貨 未鑑定 パッケージ付き【ご予約承り品】

グループとソロの両輪で活躍した20世紀が生んだ偉大なるシンガーソングライター、ジョン・レノン

イギリスが生んだ真に偉大なるロックバンド「ビートルズ」のリーダーであり、ギターやボーカルを担当することが多かったシンガーソングライターのジョン・レノン（1940-1980）。そのあまりにも短すぎた生涯は、音楽に捧げられ、戦後のイギリスから活躍の場を世界に広げた功績は今日なおも称賛されています。ビートルズ専属のシンガーソングライターとして才能を発揮したレノンは、数多くの優れた楽曲を世に送り出しました。「抱きしめたい」「シー・ラヴズ・ユー」「フロム・ミー・トゥ・ユー」「プリーズ・プリーズ・ミー」「ハード・デイズ・ナイト」「ヘルプ」「涙の乗車券」「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」「愛こそは全て」「カムトゥゲザー」「ドント・レット・ミー・ダウン」「アクロス・ザ・ユニバース」「ジョンとヨーコのバラード」などの名曲を披露し、グループの魅力を全世界に発信しました。またソロ作品としては「平和を我等に」「インスタント・カーマ」「ラヴ」「イマジン」「パワー・トゥ・ザ・ピープル」「ハッピー・クリスマス（戦争は終わった）」「真夜中を突っ走れ」「スターティング・オーヴァー」「ウーマン」などが大きな成功を収めました。また2002年にはビートルズの他のメンバー、ジョージ・ハリスンやポール・マッカートニー、フレディ・マーキュリー、ボーイ・ジョージ、ロビー・ウィリアムズらと共に「100名の最も偉大なる英国人」に選出されました。これはBBCが2002年に放送した人気のテレビ番組で、イギリスの一般国民の投票によって過去に功績のあった100人が取り挙げられ、テレビ放映によって紹介されるという内容でした。ビートルズ結成のきっかけはレコード店経営者ブライアン・エプスタインの店に、一人の客がビートルズがバックで演奏していた「マイ・ボニー」のレコードを買いにきたところから始まりました。これによってビートルズの存在を知ったエプスタインは、同年12月にビートルズとマネージメント契約を結び、イギリスの大手レコード会社への営業活動を開始します。翌1962年1月にはデッカ・レコードの審査を受けて不合格となるものの、6月にはEMIパーロフォンと契約を締結します。また同年8月18日には、以前からビートルズと親交が深かった「ロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズ」のドラマーであるリンゴ・スターが新たにメンバーとして加わり、10月5日には正式にビートルズとしてレコードデビューを果たします。1966年にはジョンの一存によって解散したビートルズですが、ジョンのソロでの活動はその後も続きます。ビートルズとしての公演活動終了後、ジョンは本格的なソロ活動の開始前に二番目の妻であるヨーコ・オノとの共作として、極めて前衛的な内容を持つ「トゥー・ヴァージンズ」「ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ」「ウェディング・アルバム」の三つのアルバムを発表します。

「ミュージック・レジェンド・コレクション」第10弾に相応しい真打ちの登場

1866年にビートルズが公的な活動を終了した後、同年の11月にレノンはロンドンのインディカ・ギャラリーで開催されていた展覧会の場で二番目の妻となるヨーコ・オノと出会います。美術学校での在籍経験があるレノンは、在学中に東洋文化を専攻していた友人がいたこともあり、オノを通じて日本や東洋文化、とりわけ禅や空の概念に対する造詣を深めます。そしてそれらを色濃く反映するオノの作品に徐々に興味を覚えるようになります。資金提供を通じてレノンとオノは親交を深め、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の録音セッションの間に交際へと進展を見せました。1969年3月にはジブラルタルで挙式を挙げ、オノと新婚旅行で訪問したパリで「ジョンとヨーコのバラード」を書き上げ、続く滞在先のアムステルダムとモントリオールでは有名な「ベッド・イン」という平和活動によって世界的な注目を集めたことで知られています。2020年の英国貨幣界を驚嘆させたモダンコイン・シリーズ「ミュージック・レジェンド」。その後5年の歳月を経て今回ご紹介させていただくコインは、前作に続いて待ち望まれていたビートルズのリーダー、ジョン・レノンを記念コインです。コイン裏面には、トレードマークの丸いロイド型眼鏡が特徴的な若き日のジョン・レノンの横顔が描かれています。そして「ジョン・レノン」のフルネームと共に、ソロ活動後に大ヒットを記録した名曲「イマジン」のタイトルが刻まれています。イギリス出身のポップ・ロック・ミュージシャンの感性をコインに描いて絶賛を博した「ミュージック・レジェンド・コレクション」ですが、第10弾目となるこの度の作品は、同シリーズの中でも特に完成度が高く、レノンの肖像が挿入されている点だけを取っても今後の人気の高まりを予測することが可能です。コイン表面には、2022年の代替わりに際して英国王位を継承したチャールズ3世の無冠左向きの肖像が見られます。現代ロイヤルミントの名匠マーティン・ジェニングスの大作とされるこの優れた肖像は、21世紀前半を代表するコイン肖像として長きにわたって愛されることでしょう。残念ながらレノン自身はその後1980年12月8日にニューヨークの自宅「ダコタハウス」前でファンに射撃され、40年間の短い生涯を閉じました。当コインは、豊かな才能を駆使して多くの楽曲を世に残したジョン・レノンの生き様を反映するコインとして、一層多くのファンを獲得することでしょう。

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