2024 チャールズ3世 スター・ウォーズコレクションⅡ第2弾 TIEファイター 100ポンド1オンスプルーフ金貨 未鑑定 箱付き【ご予約承り品】

空前の興行成績を収めたSF映画の最高傑作「スター・ウォーズ」

原作者ジョージ・ルーカスの制作・総指揮によって制作され、1977年に公開された、アメリカ合衆国が世界に誇るスペースオペラ映画シリーズ「スター・ウォーズ」。原作映画の多面的な魅力ゆえに映画以外のジャンルによっても紹介されましたが、とりわけアニメーション、小説、ゲーム等の複数の媒体によって展開され絶賛を博します。1977年のオリジナル「スター・ウォーズ」は、後に「エピソード4/新たなる希望」と改題されたことによってシリーズ化されるきっかけを見出し、それに応じる形で、1980年には「エピソード5/帝国の逆襲」、また1983年には「エピソード6/ジェダイの帰還」と次々と新作が発表され、いわゆる旧三部作の完結を見届けることになりました。そして、空前の成功を収めた旧三部作の完結から16年の時を経て実現したのが、1999年公開の「エピソード1/ファントム・メナス」でした。これを皮切りに、2002年の「エピソード２/クローンの攻撃」と2005年の「エピソード3/シスの復讐」の新三部作が制作されましたが、惜しまれつつもシリーズとしては一旦閉幕となりました。その後、続編が制作される兆しは全くなかったものの、2012年に創作者のルーカスが自身の制作会社を大手のウォルト・ディズニー・カンパニーに売却し、映画製作の所有権を放棄したことが同作品の新たな将来を示唆したと言えます。その結果として世に出たのが、2015年の「エピソード7/フォースの覚醒」であり、その成功に続く2017年の「エピソード8/最後のジェダイ」、さらには2019年の「エピソード9/スカイウォーカーの夜明け」の続三部作が公開され、世界は再び広大な宇宙と登場人物たちが織り成す神秘の力に圧倒されました。42年もの歳月を費やして創造されたこれら全9作は、SF映画の代表作であることは言うに及ばず、20世紀後半から21世紀初頭にかけての映画史を代表する超大作としての地位を獲得しました。また、同作品は、その人気に相応しい記録的な興行成績を収めたことでも知られており、実写スピンオフ映画「ローグ・ワン」（2016年）と「ハン・ソロ」（2018年）を含めて100億米ドル以上もの驚異的な総興行収入を記録しました。これは現在のところ、歴代映画の中で2番目に高い興行収入として記録されています。

物語の深遠さとビジュアル面での強いインパクトによって世界の観衆の心を掴んだSF映画超大作の待望のコイン化パートⅡ

「遠い昔、遥か彼方の銀河系」で繰り広げられる登場人物たちの冒険物語を主軸として展開する「スター・ウォーズ」。光速の超空間技術によって惑星間の移動が一般的な未知の世界を舞台として繰り広げられる想像を絶するドラマは。そこに生きる人間を主役としながらも、多種多様な異星人（その殆どはヒューマノイドとされる）との共存をテーマとして掲げている点がストーリー最大の特徴です。作中において興味深い宇宙船がいくつか登場しますが、大型のスターファイターから巨大な宇宙戦艦スター・デストロイヤーまで、また宇宙ステーションの役割を果たす月面サイズのデス・スターと豊富に取り揃えられており、今なお観る者を未知の領域へと誘います。そしてフォースと呼ばれる神秘的な力が登場人物たちを導く役割を果たしますが、原作において「全ての生物が作り出すエネルギーフィールドであり、それが銀河を束ねる」と解釈されています。壮大なる宇宙を舞台に、未知の近未来を予言するかのような神秘的な世界観を体現する「スター・ウォーズ」ですが、英国ロイヤルミントによって見事にコイン化され、世界を驚嘆させました。今回は、コレクションⅡの第2弾のご紹介です。コイン裏面には、同映画シリーズに登場するTIE（ツイン・イオン・エンジンの略）ファイターと名付けられた架空の宇宙戦闘機が描かれており、同シリーズならではの深い感動を約束します。銀河帝国軍の最も標準的な宇宙戦闘機であり、特に旧三部作には頻繁に登場して強い印象を残しました。このような魅力の尽きない「スター・ウォーズ」の世界を、アメリカ原作といえども英国が無視するはずはありません。2023年にリリースされた「スター・ウォーズ」コレクションⅠに続いてコレクションⅡが登場し、今や英国コインの新たな顔となっている感のある同シリーズですが、表面に描かれている新国王チャールズ3世の横顔が、この新時代ならではの変貌ぶりを伺っているかのようです。多様性の時代と言われる昨今ですが、英国貨幣界にとってもそれは例外ではなく、今後も次々と新たなテーマに基づく傑作を生みだすことでしょう、そしてそれを何よりも象徴するのが、「スター・ウォーズ」コレクションの一連のラインアップに他なりません。コインファンならずとも、当コインを胸に抱いて輝ける未来を夢見る人が一人でも多く増えることを願わずにはいられません。