アメリカ 2024 干支辰年 1オンス 銅メダル 【1枚】 (コインケース付き)

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古典的な龍の描き方によって注目を集めること間違いなしのアメリカ版干支シリーズの辰年銅メダル

現在世界第2位の経済大国として揺るぎない地位を獲得し、未曽有の発展を遂げた中華人民共和国。正に全世界が中国を注視する中、同国の伝統的な文物に対する関心が飛躍的に高まっています。中でも中国由来の思想で世界中に伝播した干支の概念は、今や東アジアのみならず、ヨーロッパやアメリカなどの西欧諸国を始めとする全世界に広がりを見せています。それを証明するかの如く、過去には貨幣界においてもイギリスのロイヤルミントが干支シリーズを発表し、空前の大成功を収めました。またそれに続く干支を題材とする各種コインやコインシリーズがイギリスの海外属領を始めとする各国からリリースされ、大盛況となっているのが現状です。特に人間の人生や一年の運勢を12種の動物の性質に当てはめて捉える十二支の概念は人気が高く、本来の干支の思想から飛躍して単独で取り挙げられることも多く、いかにこの中国由来の伝統文化が多面的な魅力を有するものであるかを証明しています。時間を表記する一手段として産声を上げた干支ですが、当初から12種の動物の発想が用いられていた訳ではありませんでした。その後、中国史上初の統一王朝として出現した秦王朝時代前後になって初めて動物が採用されるようになり、現在の十二支に近い内容を持つようになります。東アジア、特に韓国やベトナムなどの儒教を中心とする中国文化圏において急速な発展を遂げた干支ですが、我が国日本へも仏教文化の輸入と共に伝わり、日本文化との絶妙な融合を果たしました。ただ日本の干支と中国のそれには幾つかの差異が見られますが、一例を挙げますと、わが国独自の干支には固有の動物である猪が見られますが、中国に猪が存在しないため、中国の影響を受けて干支を受容した国々のそれは豚に置き換えられています。21世紀以降の英国貨幣界にて驚愕と共に興味深く受け入れられたロイヤルミントによる干支コインシリーズは、今や中国文化であるか否かを超越して世界的かつ普遍的な思想としての干支が受け入れらえる先鞭を切りました。偶然ながらも、それら12種の動物の中にイギリス人が愛着を持つ犬や馬などの動物が入っていたことも人気に繋がった主な理由ではなかったかと思われます。またコイン上のそれらの動物の描き方も、西洋人に親しまれるに値する写実性を特徴とする外観を持っていた点も重要な要因ではなかったかと思われます。その後、イギリスの海外属領や旧植民地各国が挙って干支を題材とするコインをリリースし、ロイヤルミントの成功作の後に続きます。今や飽和状態に陥っている感のある貨幣界における干支シリーズですが、今回ご紹介させていただくアメリカ版干支地金型銅メダルシリーズの辰年版は、また一味違う古典的なデザインによって高評価を獲得することでしょう。メダル表面には、くっきりとした鱗や装飾的な髭や体毛が浮かび上がる古典的な龍か描かれており、アメリカのミントが創造した作品であるにもかかわらず、極めて東洋的なデザインとなっている点が最大の眼目です。古来中国では龍の爪の数が限界における階級を表すという習慣があります。当メダル上に描かれている龍は4本爪を有しているため、伝統的に貴族階級を意味していることになります。余談ではありますが、5本爪の龍は中国における最高権力者、つまり皇帝のみを象徴するとされています。メダル裏面の意匠も目を見張るものがあり、十二支を構成する全ての動物が描かれており、祝祭的な喜びを感じ取ることができます。そして裏面中央には古来縁起の良い文字とされている福の一字が掲げられているというデラックスな仕様です。今後ますます世界的に認知されるであろう干支文化ですが、当メダルはその人気と並行して実物資産として受け継がれて行くに相応しい無限の可能性を秘めた新作として今後、注目を集めることでしょう。