2023 チャールズ3世 「007の60年」ボンド映画記念シリーズ第1弾 「1960年代」 10ポンド5オンスプルーフ銀貨 未鑑定 箱付き【ご予約承り品】

記録的な興行成績を収めたスパイ映画の金字塔「007シリーズ」の60年間を回顧するモダンコインの傑作シリーズ

英国モダンコインの発行元として毎年注目に値する名作コインの数々を世に送り出しているロイヤルミントこと英国王立造幣局。この度、同機関による監修の下にリリースされることとなった新たな「映画007の60年」シリーズは、同映画のこれまでの軌跡をモダンコインコインによって全7回にわたって紹介する画期的な新シリーズです。この度発表されることとなったその第1弾は、同シリーズの第1作「ドクター・ノオ」を含む1960年代の映画ラインアップに対する感動のオマージュです。過去60年以上にわたって多くの観衆に親しまれ、独自の世界観を強く印象付けることに成功した超娯楽大作としての映画「007シリーズ」。歴史的な成果を収めた同シリーズは小説版にも増して人気を集め、スパイ映画としての絶対的地位を固めました。その主役として活躍したジェームズ・ボンドに因んで「ボンド映画」と称されるまでに一般化した映画シリーズは、回を追うごとに高い完成度を見せ、広い意味での社会現象となったほどです。これまで通算25作品を世に送った同映画シリーズは、息もつかせぬアクションシーンや毎回必ず登場する秘密兵器によって観る者を興奮させ、深い感動をもたらしました。そしてそれらの名シーンの数々と並んで忘れられないのが、主役のボンドが銀幕上で見せた華麗なるライフスタイルです。作中では典型的な英国紳士として描写されていたボンドですが、食の嗜好、ファッション、自家用車等において洗練された趣味を披露し、それらはボンド特有のスタイルとして定着するに至りました。一例を挙げますと、それまでは男性の略式礼装としてのタキシードは黒が主流であったにもかかわらず、ボンドが作中において白いタキシードを着用していたことがきっかけとなって後に一般化しました。これまでに6人の名優によって演じられた主役のボンドですが、それぞれの俳優が個性的な演技によって永遠のボンド像を描き出し、映画全体の魅力に貢献していたように思われます。その中でも第1作「ドクター・ノオ」以降、長期にわたってボンドを演じたスコットランド人俳優ショーン・コネリーの名演はかけがえのないものであり、今日、大多数の人々が心に想い描くボンド像の原型を確立したと言っても過言ではないことでしょう。

一世を風靡した傑作映画シリーズ「007」の原点を回顧する斬新なモダンコイン

過去にも映画版「007」関連のコインを発表して好評を博したロイヤルミントですが、今回ご紹介させていただく待望の新作は再びこの世紀の傑作映画シリーズに捧げられることとなりました。今回の作品においてまず特筆すべき点として挙げられるのが、裏面のデザインであることは衆目の一致するところでしょう。1967年公開の同映画シリーズの第5作「007は二度死ぬ」の名場面を取り入れた裏面デザインの中央部には、天空を飛翔するボンドの秘密兵器「リトル・ネリー」が描かれています。やはり名優ショーン・コネリーの眩しい程の名演技が思い起こされ、感動もひとしおです。さらにその下部には1960年代に用いられていたスタイリッシュな字体を特徴とする同映画タイトルのロゴが挿入されています。この裏面の懐かしいデザインのみでも映画ファンを興奮させるであろうことは想像に難くなく、数々の名作を生みだした同映画シリーズの原点を回顧する貴重な機会を我々に与えています。そしてコイン表面には、2022年9月8日に崩御されたエリザベス2世に代わって英国を率いることとなった新英国王チャールズ3世の「公式第1肖像」が描かれています。ロイヤルミントの名匠マーティン・ジェニングスのフォトジェニックな表現力は国王自身もお気に入りとのことで、コインのために創造された肖像としては間違いなく最高傑作の部類に入るものと思われます。ボンド映画の創生期に青年時代を送られたチャールズ国王もきっとそれらの殆どをごらんになり、高く評価されていることでしょう。古き良き英国の一時代を象徴する傑作映画シリーズを描く新たなモダンコインの素晴らしさをご堪能ください。