【イベント情報】英国王室誕生祭 第4章 6/22より開催

ご挨拶

皆様こんにちは。

アンティークコインのショールーム、コインパレスの室田でございます。

日本列島を覆う深緑の清々しい季節を迎え、皆様におかれましては益々ご清栄のことと存じます。

この度、コインパレスでは英国王室の誕生祭第4弾を開催する運びとなり、歴史上に名を刻む2人の王族の誕生日に祝意を表します。

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

今回の誕生祭ではエドワード8世とダイアナ妃を祝福

この度第4弾を迎えるコインパレスの誕生祭ですが、英国歴代王朝の栄華を刻むアンティークとモダンコインの逸品を取り揃えて皆様をお迎えし、再び当誕生祭を開催できますことは弊社にとってこの上ない喜びであります。

 

 

 

王を描いたコインが約3億１千万円で落札されたエドワード8世

英国王エドワード8世の誕生日である6月23日に幕を開ける当誕生祭ですが、歴代国王の中でも特に数々の伝説と共に語り継がれ、今なお人々の心を捉えて離さないこの歴史上の人物の人間味あふれる不思議な魅力は色褪せることがなく、この度の開幕を飾るに相応しい真の伝説であると申せます。

1936年、父王ジョージ５世の崩御に伴い、英国王位を継承することになるエドワード8世ですが、その時、未だ独身であった王の胸中は決して穏やかではありませんでした。

王の意中の人ウォリス・シンプソンはアメリカ人の既婚者で、王室にとっては招かれざる客でしかありませんでした。

夫人の支え無くして王位を全うすることは不可能であるということを強く認識していた王は、即位から約11か月後に退位文書に署名して夫人との結婚を選択し、遂に英国王座を退くことになります。

仮に時計の針が逆戻りしたとしても決して後悔することはないと豪語していた生前のエドワード8世ですが、1972年に亡命先のパリにて最愛のウォリス夫人に看取られながらあの世に旅立ちます。

「王冠を賭けた恋」と呼ばれ、20世紀最大の王室スキャンダルとまで言われたこの世紀の大恋愛ですが、そこには人として生きる道を貫徹した英国王の強靭な意志の力と、人間らしい温かみのこもったあらゆる概念を超越した感情が込められていたのかもしれません。

21世紀になり若干忘れられていたように思えたエドワード8世にまつわるこのエピソードですが、昨年2度にわたって貨幣界を騒然とさせる出来事が起こり、王の伝説が決して過去の物とはなっていないという事実に直面し、大いに驚かされました。

王の短期間の在位の記念に発行された「エドワード8世在位記念ソブリン・プルーフ金貨」は、現存枚数6点のみの希少性と歴史的遺産としての価値を併せ持つ英国貨幣界屈指の名品として知られているコインです。

そのうちの1枚が昨年3月にはダラスのオークションにて史上最高落札値を更新したかと思えば、同年10月には同じコインが場所を変えてモンテカルロのオークションにて更なる高みに到達し、世界の貨幣界全体を震撼させたことが鮮烈な記憶として残っています。

僅か326日間の在位期間ではあったものの、英国を統治した若き国王の治世の記録として発行されたこの傑作の実在とともに、今後も長きにわたって生前の王の存在が我々の記憶の中で生き残って行くに違いありません。

 

 

 

 

記念コインが日本で人気のダイアナ妃

当誕生祭が取り挙げるもう一人の王族は、7月1日を誕生日とする今も変わらぬ人気を誇る英国皇太子妃であったダイアナ元妃です。

1980年代を代表するファッションアイコンとして正に全世界的な注目を浴びていた皇太子妃時代のダイアナ元妃ですが、生前の元妃を知る人々の証言から浮かび上がってくる元妃の実像は時に全く異なるものでした。

両親の離婚によって孤独な少女時代を送ったとされるダイアナ元妃は、ハンディキャップを持つ子供たちのお世話をするために学校近くにある施設に頻繁に通っていたとのことです。

学生時代の社会奉仕経験によって他社への献身という自らの特性を見出した元妃でしたが、それは後年皇太子妃になってからも一層発揮され、チャールズ皇太子との電撃的な離婚によって王室を離れた後もその姿勢は一貫して変わりませんでした。

1997年、パリでの事故死によって36歳の若さでその伝説的生涯を閉じたダイアナ元妃。

生前元妃が世界中にまいた種が25年以上もの歳月を経て、ようやく芽を出し始めたようです。

その遺志は長男のウィリアム王子によって受け継がれ、妻のキャサリン妃とともに我々が生きるこの地球の様々な環境問題への取り組みが期待され、注目を集めています。

元妃の逝去から2年後の1999年に英国ロイヤルミントが発行したダイアナ元妃の肖像を刻むコインは、王室を離れた後のものと思しきシンプルかつ溌溂とした素顔の元妃を描く国境を越えた真のメモラビリアであり、人類のささやかな幸せと平和を常に祈念し続けた元妃の追憶に捧げられる究極のメモリアルコインでもあります。

 

 

 

 

今回のプレゼントは神戸の名パティスリーのクッキー

エドワード8世とダイアナ元皇太子妃の誕生祭の開催を記念しまして、今回もまたコインパレス特製のギフトをご用意させていただきました。

コインパレスの本拠地である神戸は、古くから日本における外国文化の発祥地の一つとして栄え、特に日本の伝統文化と西洋文化の融合が織り成す一大文化発信地として、過去150年の長きにわたって日本の西洋文化を牽引してきた背景を持つ愛すべき港町です。

今回の誕生祭を記念しまして、21世紀の神戸のパティスリー界を牽引する「TOOTH TOOTH」の神戸サブレをセレクトさせていただきました。

キャラメルアップルとヘーゼルナッツの2種のサブレをお楽しみください。

この誕生祭の開催を機に、英国文化と英国コインの醍醐味をあらゆる角度からご堪能いただけることを確信しつつ、弊社スタッフ一同、皆様のご来場を心からお待ち申し上げております。

 

 

 

 

 

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