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プロイセン nd1850 ヴィルヘルム4世 16ダカット試作金メダル PCGS SP63+

PCGS鑑定付き
  • 品番: 366
  • 鑑定番号: 36887883

一般価格:5,830,000 円(税込)
会員価格: 5,300,000 円(税込)

  • メダルs1:366 プロイセン nd1850 ヴィルヘルム4世 16ダカット試作金メダル PCGS SP63+
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18世紀から20世紀にかけて激動の時代に栄えた北方の大国プロイセン

 

18世紀から20世紀初頭にかけて現在の北ドイツ一帯に存在したプロイセン王国。王国の基幹となったのはブランデンブルク選帝侯領とプロシア公領で、1618年にこれらの領土が同君連合として統一されたことが国家としての起源です。1701年、ブランデンブルク選帝侯フリードリヒ3世はケーニヒスベルクにて戴冠式を挙行し、プロイセン王国の初代国王フリードリヒ1世となります。当時第一級の教養人として名を馳せた1世の治世はフランスのルイ14世時代の影響を受け、王を中心とした華麗なる宮廷文化が開花します。王が主導した「芸術と科学のアカデミー」の設立やシャルロッテンブルク宮殿の大造営は、首都ベルリンを一開拓地から「シュプレー河畔のアテネ」と呼ばれるまでの一大文化都市へと変貌させ、王の不朽の功績と讃えられるに至ります。プロイセン王国史において特筆すべき国王としては、「大王」の尊称と共に歴史に名を刻むフリードリヒ2世の名が挙げられます。1740年代のプロイセンは、即位して間もない頃の大王が推進した多くの啓蒙主義的な改革によって徐々に近代国家への道を歩み始めていました。それらは拷問の廃止、宗教に対する寛容、新聞の創刊などの新事業を実現し、首都ベルリンは大王の統治の下、ヨーロッパ随一の大都市として繁栄を極めます。しかし次代のフリードリヒ・ヴィルヘルム3世の時代になり、その繁栄に陰りが見え始めます。時は19世紀、ナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍の侵攻によってプロイセンの国土と人口は半減し、国家は政治的基盤を失います。その後ロシアと協定を結んだプロイセン軍はブリュッヘル将軍の指揮の下、1815年のワーテルローの戦いで戦勝し、プロイセンは再びヨーロッパの大国として名誉を回復します。

 

プロイセンの王座を死守しながらも国家の近代化に貢献したフリードリヒ・ヴィルヘルム4世

 

当メダル表面に描かれているフリードリヒ・ヴィルヘルム4世は、1840年の即位以降、プロイセン国内で頻発していた民主化運動に対する反動勢力の中心として、支配階級による国家の近代化を進めたことで知られています。対話によって国民に歩み寄る姿勢は多少あったものの、封建時代の君主の絶対的権威の信奉者でもあったことから、「玉座のロマン主義者」の異名を取ります。芸術の守護者としても知られていた王は、特に建築学上のゴシック様式を愛好し、王国内の幾つかの重要な建造物の建設と修復を実行しました。1842年にはゴシック建築を代表するケルン大聖堂の建設再開を祝う祝典にプロイセン国王として臨御します。これは国家統一の重要なシンボルとしての同大聖堂の再建を重視した国王によって、プロイセン王国の威信を高める国家的プロジェクトとして実現しました。公式のスピーチを一度も行わなかった父王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世とは大きく異なり、4世はその即位に際し完璧かつ格調高い即位演説で人々を驚嘆させ、全治世を通じて熱弁家として名を馳せます。1847年に開催された議会において、父王が約束していた新憲法の制定を王が拒否したため、翌1848年に3月革命が勃発します。これによりベルリンでは市民と軍隊が市外戦が続きます。これを憂慮した国王は、軍隊に退去を命じ、憲法の制定を国民に約束します。王自らによって制定されたこのプロイセン欽定憲法は、国民の主権を認めていなかったものの部分的に言論の自由を認めていたため、1918年のプロイセン王国の崩壊までその効力を保ちます。

 

プロイセン国王の権力を余すところなく表現する金メダル

 

当金メダルは即位10周年を迎えたプロイセン国王フリードリヒ・ウィルヘルム4世の絶対的王権と至高の地位を表現する黄金色に輝く芸術品です。コインにはないメダルならではのダイナミズムを感じさせる造形美が見る者に深い感動を与えます。表面に描かれているのは壮年期のフリードリヒ・ヴィルヘルム4世の右向きの横顔です。非常に繊細かつ写実的なポートレートで、高い知性を誇る国王の表情を生々しく描いています。ガーランド模様が肖像の周りに円を描き、王の威厳と芸術性豊かな感性を効果的に引き立てています。試作メダルということもあり、表面の色艶は例えようもなく美しく、マテリアルとしてのゴールドの質感はその優れたデザインによって最大限活かされています。裏面に繰り広げられているのは天上の女神の物語で、頭上の冠と左手の王笏は崇高なるプロイセン王位を暗示しています。そして右手には月桂冠をかざし、勝利者=君主としての国王の絶大なる王権を祝福しています。プロイセン王国の安泰とフリードリヒ・ヴィルヘルム4世の栄光の在位10周年を寿ぐこの平和で幸福に満たされたゴールド・メダルは、国家の威厳と国王の権威を同時に表現する歴史的遺産としての価値を併せ持つ傑作です。

品番 366
鑑定番号 36887883
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価格

一般価格:5,830,000 円(税込)

会員価格: 5,300,000 円(税込)

グレード数 SP63+
重量 55.70g
直径 41.80mm
表面 ヴィルヘルム4世
裏側 月桂冠を手に持つ女神
一般価格: 5,830,000 円(税込)
会員価格: 5,300,000 円(税込)

在庫有り

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