ご挨拶
アンティークコインのショールーム、コインパレスでございます。
2019年から2022年にかけて金の価格が高騰して以降、資産防衛を目的とした投資先のひとつとして貴金属が注目を集めています。
さらに2021年には、モナコのオークションでイギリスコインが約3.1億円、アメリカのオークションで20ドル金貨が約20億円と過去最高額で落札されたことから、貴金属製品の中でもとりわけコインに投資をする人が目立つようになりました。
イギリスのアンティークコインやモダンコインを専門に扱う弊社コインパレスでも、特に今年に入ってからは、初めてコイン投資をする方を中心に非常に多くのご相談を頂戴しております。
そこで今回のコラムでは、これからアンティークコインを買われる方向けに、アンティークコイン投資の具体的な方法をご紹介申し上げます。
予算の決め方やコイン選び、保管から売却まで解説させて頂きますので、どうぞ最後までお楽しみくださいませ。
【目次】
アンティークコイン投資とは?
― アンティークコインとは?
― アンティークコインとモダンコインの違いとは?
― アンティークコイン投資と金価格の推移
アンティークコイン投資のプロセス
― 予算を決める
― いくら値上がりしたら売るか決める
― アンティークコインの出口戦略を考える
― アンティークコインを保管する
― アンティークコインを売却する
値上がりしやすいコインの選び方
― アンティークコインの値上がり傾向について
― アンティークコインの銘柄の選び方
アンティークコインのおすすめの購入場所
― アンティークコイン専門のショールーム(実店舗)
― コイン・ディーラーが運営するオンラインショップ
― アンティークコインフェア(催事)
― アンティークコイン専門のオークション
まとめ:アンティークコイン投資で資産防衛をしましょう
アンティークコイン投資とは?
この章では、初めてアンティークコインを購入される方へ向けて、アンティーク投資の基礎知識についてご案内申し上げます。
アンティークコインとは?
あまり聞きなれない「アンティークコイン」という言葉ですが、どんなコインなのでしょうか。
アンティークコインとは、主に100年以上前に発行されたコインを指します。
日本の江戸時代の小判や、数百年前のヨーロッパで発行された金貨・銀貨、古代ギリシャで流通したコインなどもこれに該当します。
例外的にイギリスの場合は、エリザベス2世が即位した1952年より前に発行されたものがアンティークコインとして取引されることが多いですが、アンティークコインという言葉自体に厳密な定義があるわけではありません。
そのため、コインによっては人々の手に渡って実際に流通していたものもあれば、現在の10万円金貨のように、鑑賞用や贈呈用に特別に発行されたものもあり、ジャンルや稀少度次第で価値が大きく異なることもあります。
アンティークコインとモダンコインの違いとは?
アンティークコインとよく似た言葉の一つに、「モダンコイン」があります。
モダンコインとは、一般的に過去100年以内に作られた比較的新しいコインを指し、イギリスの場合はエリザベス2世の即位後(1952年以降)に発行されたものが当てはまります。
「アンティークコイン投資」と言う場合、アンティークコインのみを対象とした投資方法を意味することが多いですが、中にはモダンコインも含めた意味合いで使われることもあります。
モダンコインはアンティークコインに比べて発行された時期が最近であり、現存数も多いことから、比較的リーズナブルな価格で取引される傾向がありますが、人気の銘柄であればアンティークコインのように数千万円の値が付けられることもあります。
アンティークコイン投資と金価格の推移
日本では知名度が上がり始めたばかりのアンティークコイン投資ですが、世界的にみると収集の対象としての歴史は長く、一説によれば古代ローマでは既に「コイン収集」というジャンルが確立されていたと言われています。
14世紀ごろにヨーロッパで興隆したルネサンス期以降は、美術品のコレクションの一環として特に王侯貴族の間でアンティークコインの収集が流行し、「Hobby of Kings(王の娯楽)」として認知されるようになりました。
現在のアメリカやヨーロッパでは、富裕層に限らず幅広い層で投資の対象として浸透しており、美術品系のオークションハウス大手のサザビーズ・オークションやヘリテージ・オークションなどでも、コイン専門の部門を設置している程さかんに取引されています。
そんなアンティークコイン投資ですが、日本でも近年注目されるようになった理由のひとつとして、金価格の記録的な上昇が挙げられます。
1990年代までは1gあたりわずか1000円台以下で販売されていた金は、リーマンショックや震災後には3000円台後半、2020年に新型コロナウイルスの流行が始まってからは5000円台まで上昇しました。
さらに2022年に入ってからは、過去最高価格の8000円台を記録し、ここ30年間で7~8倍もの値上がりをしたことになります。
一般的にアンティークコインであれば10~30gほど、モダンコインであれば30g~数キロほどの金が含まれているため、金の価格が上がれば上がるほど、投資の対象としてコインもまた注目されるのです。
アンティークコイン投資のプロセス
さてこの章からは、実際にアンティークコイン投資をされる方へ向けて、具体的な投資のプロセスをご紹介申し上げます。
予算を決める
どんな投資でも始める際は、まずはその投資に充てる予算を考えますが、アンティークコイン投資も同じです。
投資リスクを防ぐには分散投資が基本。
まずは、預金、株、FX、そしてアンティークコイン投資というイメージで、ご自身のポートフォリオを作成しましょう。
なお、その際に気を付けていただきたいのは、コインは、じっくり時間をかけて値上がりしていくことが多いため、5〜10年は売却せずに保持する前提で取り組むこと。
生活費の一部を削ってなどの無理な投資は厳禁です。
いくら値上がりしたら売るか決める
コインを購入する際には、いくら値上がりしたら売るのかも考えておきましょう。
株式を例にとると、「手持ち株の価格が買ったときの+20%」といった数値、あるいは逆に損切りの目安として、「買った時の価格より-7%」といった数値がこれにあたります。
アンティークコインの場合は、株と比較して利益確定をする数値がもう少し高くなり、これまでのデータから、価格が1.5倍〜2倍に上がった時を売り時とされるお客様が多いようです。
アンティークコインの場合は、株のように細かく値動きを気にする必要はありません。
しかしながら、これまではアンティークコイン市場は活況で、特に人気度上位の銘柄は25年間ほとんど値下がりすることなく上がり続けてきましたが、ほかの投資方法と同様にこれからも同じような値動きをするとは限りません。
またコインによっては、調整局面が入る可能性もあります。
一時的な値下がりも視野に入れて、いくらまでなら耐えられるのか、またいくらまで上昇したら利益を確定するのかを決めておきましょう。
アンティークコインの出口戦略を考える
ここで言う出口戦略とは、コインに投資したお金を、売却時にいかに最大限回収するのかという戦略です。
前述したように、購入時の1.5倍から2倍が売却の目安ということになると、投資の利ざやとしては、なかなかの高リターンです。
しかし、アンティークコインの場合は、条件さえ整えば、このリターンを得ることは決して不可能ではありません。
なるべく高いリターンを得るには、長く保有することが最も効果的です。
これは、コインに限らず時計や家具などアンティーク品は、時間が経つほどに希少性が高まり、プレミアがつきやすくなるからです。
半年や1年で売却するのではなく、10年、20年と長く保有していただいたほうが、結果として利ざやが大きくなります。
長く持ち続けても安心な理由は、アンティークコインが、これまでの実績からみても、比較的に安全性の高い資産であり、ほとんど値下がりすることがないからです。
ですから、株やFX、債権といったペーパーアセットと組み合わせ、安全性の高い実物資産として保有していただくのに最適なのです。
いわば、アンティークコインは、ハイリスクハイリターンのペーパーアセットを補完する資産という位置づけです。
さらに言うなら、コイン投資が盛んなヨーロッパでは、希少なコインは自分の世代で換金するのではなく、親から子へと代々受け継いでいく資産と考えられています。
もしも、自分の世代で生活資金に余裕があるなら、急いで換金する必要はありません。
ぜひお子様、お孫様へとコインを受け渡していただければ、将来的にさらに価値が高まる可能性もあります。
なお、ご子息様への譲渡を視野にアンティークコインのご購入を検討されている場合は、おすすめのコインの組み合わせ等がございます。
この点に関しては、店頭で個別にご説明させていただければと思います。
アンティークコインを保管する
コインの保管に関しては、他の実物資産とは異なり、ほとんど手間がかからないという、うれしい特徴があります。
ただし、1点だけ注意が必要です。
「コインの輝きを直接愛でたい」、そのお気持ちはとてもよく理解できますが、コインをスラブケースから出すことは、絶対にお止めください。
特に鑑定を受け、スラブケースというコイン専用の特別なケースに入れられたコインは、劣化しないように密閉されています。
保管に適した最良の状態となっておりますので、開封なさらないようご注意ください。
以上のことだけ守っていただければ、後は基本的に手間いらずです。
スラブケース入りのコインは、直射日光や高温多湿を避けて保管していただければ、他には特に気を配る必要はありません。
ただし、窃盗などへの防犯には注意が必要です。
また、地震などには強いコインではありますが、火災はコインの溶解や破損につながります。
こうしたリスクからコインを守るためには、自宅に耐火金庫をご用意いただいたり、あるいは貸金庫をご利用なさると安心です。
ただし貸金庫の場合は、レンタル料金が必要となります。
また、銀行の貸金庫をご利用になる場合は、保有資産の情報が銀行に把握される可能性があることから、ご考慮いただいた方がいいのかもしれません。
さらに、ご自宅の金庫で保管される場合ですが、万が一、火災が発生すると、金庫は数時間の間、高熱にさらされる可能性がありますので、金庫を選ぶ際は、耐火性能にもご注意下さい。
また、近頃コインの保管に関するご相談を多く受けるのですが、弊社コインパレスでは、ご要望があれば、金庫業者をご紹介させていただくことも可能です。
アンティークコインを売却する
コインが十分値上がりしたところで、コインを売却し、いよいよリターンを得る時が訪れます。
どの投資でも同じことですが、安く買って高く売る、これが投資の鉄則です。
ですから、売るタイミングや販売価格はとても重要な出口戦略となります。
コインを売却する方法には、以下の4つが挙げられます。
1.アンティークコイン専門のオークションへ出品する
オークションで売りに出すメリットとしては、多くの人が入札に参加する可能性があり、予想以上の価格がつくことが挙げられます。
その一方で、デメリットとして予想よりも安価で落札されてしまうことや、開催日が限られていることが挙げられるでしょう。
最近では、史上まれにみる水準の円安レートが記録されたことから、ドルから円へ換金した際の高額落札価格を狙ってアメリカのオークションへ出品されるケースも目立ちます。
ご自身で出品をされるとなると、特に海外のオークションは英語でのやりとりや国際配送業者の手配などの手間がかかりますが、弊社コインパレスでは、海外オークションへの代理出品も承っております。
代行手数料は、業界最安値水準の3%で承りますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
2.アンティークコインショップでの委託販売
コインを買ったお店が、委託販売に対応してくれる場合もあります。
弊社コインパレスでも、このサービスに対応させていただいております。
お預かりしたコインを店頭で展示させていただき、売買が成立した場合は、手数料をいただいて売上代金はお客様の元へ入るシステムです。
3.ネットオークションで販売する
ネットオークションにはいつでも気軽に出品ができるメリットがある一方で、買い手が真贋(本物かどうか)を気にしたり、厳密に言うと古物取り扱いの免許が必要となる場合もあります。
実際に、近年ではネットオークションを中心に複数の偽物アンティークコインが出回る事例が相次いでいることから、個人での出品は少々取り扱いが難しいかもしれません。
4.コイン専用の売買サイトを利用する
アンティークコイン投資が日本でも広まりつつある中、ユーザー同士で直接コインの売買をできるサイトが増えてきました。
弊社コインパレスでは、「コインプラザ」という名称で、アンティークコインやモダンコインを気軽に売買できるサイトを展開しております。
「コインプラザ」の特徴は以下の3つです。
1.真贋(本物かどうか)が保証されている
2.ユーザーが自由に設定した価格で売買できる
3.コインを弊社に送付いただくだけで出品できる
コインプラザでは、お客様が自由にコインの価格を設定できるだけでなく、万が一、値段が高すぎて売れないと思ったら、いつのタイミングでも価格を変更することが可能です。
また従来では、オークション当日に売買が成立しなければ、数カ月後の次のオークションに出すしか方法がありませんでしたが、コインプラザなら、売れるまでずっとコインを展示しておくことが可能です。
365日、24時間、アプリを開けば、いつでもあなたのコインが展示されているのですから、それだけ多くの顧客の目にふれる機会も増えるということになります。
値上がりしやすいコインの選び方
アンティークコイン投資のプロセスをおさらいしたところで、ここからは値上がりしやすいコインの選び方をご紹介させていただきます。
アンティークコインの値上がり傾向について
コインの価格は、希少価値が高かったり、元値が高いほど上がりやすくなります。
①発行数100枚で、単価が10万円のコインと、②発行数10枚で、単価が100万円のコインがあると仮定すると、②の発行枚数が少なく、単価が高いコインのほうが、だんぜん早く値上がりする可能性が高くなります。
もちろんコインのデザインや保存状態にもよるので、一概にとは言えませんが、全体的な傾向としては、おおむねこの通りです。
なぜそうなるのか、複数回売り買いが繰り返された場合のケースでご説明しましょう。
コインを購入された多くのお客様が、次にコインを売る場合「買った値段の1.5倍〜2倍の値段」で、売りに出されています。
ですから単価10万円のコインは次に売り出される時は、20万円という価格になります。
いっぽう単価100万円のコインは次に売り出される時は単価が200万円になります。
この時、発行枚数の違いでさらに差がでます。
数が多いコインは市場から全て売れてしまうまでに時間を要します。
というのも、100枚コインがあるということは、新たな買い手を100人見つけなければならないということになるからです。
いっぽう、10枚のコインのほうは、その10分の1、わずか10名の買手が見つかれば、市場からコインが全て消えていきます。
さて、次にコインが市場に現われるとき、発行数100枚のコインの価格は、20万×2=40万円ですが、10枚のコインのほうは、すでに価格が200万×2=400万円にまで跳ね上がっています。
しかも、売り切れるサイクルは、数が少ない10枚のコインの方が圧倒的に早いと言えます。
この繰り返しによって、枚数が多く安価なコインよりも、希少性が高く、価格も高いコインの方が値上がりが大きく、売買サイクルも早くなっていくということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
アンティークコインの銘柄の選び方
現在では日本国内でも世界中のあらゆる年代のコインが販売されていますが、弊社コインパレスのおすすめは、なんといってもイギリスのコインです。
なぜなら、イギリスコインには、他の国のコインに比べて以下の4つの理由があるからです。
理由1. 国や王室そのものの知名度が高い
理由2. 価格に伸びしろがある
理由3. デザインが優れている
理由4. 市場全体が値上がり傾向にある
これらの理由の具体的な内容については、「イギリスコインの価値とは?オークションで人気の理由を解説」でも解説しておりますので、是非とも併せてご覧くださいませ。
実際にお店に足を運ぶ際は、あらかじめ購入したいコインの目星をつけておきましょう。
それは、お店とのコミュニケーションを効率よく行うため。
アンティークコインショップは店によって品揃えに特長があり、それを楽しみにいろいろなお店をめぐる顧客の方もおられます。
しかし、例えばあなたが大きな金貨が欲しいと思って訪ねたお店が、銀貨中心の品揃えだったとしたらお目当てのコインを探すのに時間がかかってしまいます。
あらかじめカタログなどで、好みのコインを絞って、そうした商品を置いているお店を訪ねたほうが効率的なのは言うまでもありません。
また、アンティークコインであれば「世界の名品 アンティークコイン300選」、イギリスのモダンコインであれば「イギリスコインコレクターズハンドブック モダンコイン<記念コイン編>」のような、コイン専門の書籍を参考にしてみるのもおすすめです。
アンティークコインのおすすめの購入場所
実際にコインを購入する場合、購入先はどこを選べばいいのでしょうか?
この章では、アンティークコインのさまざまな購入先についてご紹介申し上げます。
アンティークコイン専門のショールーム(実店舗)
コイン選びで、絶対に外せないのが実店舗のコインショップです。
ところで、このコインショップですが、ここ5〜6年の間に驚くほど店舗が増えました。
ショップによって、品揃えに特徴がありますので、いろいろ巡るとコイン選びが楽しくなること請け合いです。
コインショップでコインを買い求めることのメリットは、なんといっても商品をご自身の目で確かめられることと、そして商品の説明をじっくり聞けること。
またショップによっては、個別に予約制で商談を行えるケースもあり、資金面などプライベートなことを相談しやすいというメリットも。
まれに、「コインショップへ入ってしまったら何か買わないといけない雰囲気になりそうで二の足を踏んでしまう」とおっしゃるお客様がおみえになりますが、そんな心配はまったくございません。
気に入ったコインがあればご購入いただき、なければコインだけを見ていただくだけでも大丈夫です。
弊社コインパレスでは、どなたでも気軽に足を運んでいただけるよう店舗をショールームとして展開させていただいております。
まずは、画廊で美術作品に触れるように、コインを見ることから始めたいとおっしゃるお客様も大歓迎です。
コイン・ディーラーが運営するオンラインショップ
オンラインショップの魅力は、自らの好みにあった商品や珍しいコインなどを探すのが容易な点にあります。
また、時間や場所を選ばず購入できるので、忙しい方や近くに実店舗がない方にとっても便利です。
また、オンラインショップの場合は、地代や人件費が少なくて済みますから、中にはリーズナブルにコインを提供している良心的なショップもあると思います。
しかし、ネットの世界は玉石混淆。
特に初心者の方にとっては、コインは高い買い物ですから、利用に際して不安を感じることもあるでしょう。
偽物をつかまされたり、写真と異なるコインが届いたといった話も実際に耳にします。
そういった被害を防ぐためにも、安心して利用できるインターネットのコインショップの特徴をご紹介しておきましょう。
□個人情報保護に力を入れているショップであること。
ホームページが、SSLに対応しているかといった点にも注目してみてください。
SSLとはネット上でのデータのやりとりを暗号化して行う仕組みのことです。
□安心して買い物できる工夫をしているかどうか。
オンラインショップでも「特定商取引法に基づく表記」が義務付けられています。
これは、事業者名や所在地、送料や代金の支払時期など取り引きに伴う大切な情報をきめ細かく表示しなければいけないという決まりのことです。
□実店舗があればより安心
インターネットショップだけのお店より、実店舗も併設しているお店のほうが安心です。
ネットショップの場合は、ホームページを閉鎖して消えてしまう悪徳業者がいないとは言えませんが、実店舗の場合は、そう簡単に逃げることはできません。
アンティークコインフェア(催事)
東京や大阪といった大都市が中心ですが、年に何度か数店のコインショップが一堂に会するコインフェアという催しがあります。
広いフロアに各店舗のブースが並んでいるので、一度にたくさんの種類のコインが見られるというメリットがあります。
ただしコインフェアは、日本の古銭が中心という品揃えのお店も少なくありません。
そのため、どちらかというと投資目的での利用というよりは、コイン収集を趣味としている方々が繁く足を運ばれているという印象です。
高価な小判など見栄えのする品も豊富なことから、初心者の方にとっては、コイン選びで目移りしやすく投資目的での購入には、やや不向きだと言えるかもしれません。
その他のデメリットとして、半年に一度といったサイクルでの開催となるため欲しいと思った時にコインが買えないといった欠点もあります。
アンティークコイン専門のオークション
アート作品や宝飾品と同じように、アンティークコインのオークションも、世界各国で頻繁に行われています。
日本国内でもまれに開催されています。
オークションの魅力はなんといっても、掘り出し物や珍しいコインが出品されること。
また、会場に足を運べば、値段が上がるに連れ、ヒートアップしていくオークション独特の雰囲気を味わえるのも、その醍醐味と言えるでしょう。
ただし、オークションは初心者の方には少々敷居が高いのも事実。
コインに関する基本的な知識は不可欠です。
出品されるコインの価値や価格を把握しておかないと、雰囲気に飲まれて、予算をオーバーしてしまったり、相場とかけ離れた高い金額で買ってしまう危険性があります。
というのも、オークションにはプロのバイヤーも参加しており、欲しいコインを手にいれるために、資金に糸目をつけず価格をつり上げるケースもあるからです。
さらに、ほとんどの場合オークション会場が東京であることも、地方にお住まいの方にとっては、デメリットと言えるでしょう。
海外のオークションに参加するという手もありますが、こちらも少々ハードルが高め。
ヒートアップするオークションの内容を理解できるだけの語学力が必要です。
弊社コインパレスでは、初心者の方もお気軽にご参加いただけるよう、海外オークションの出品代行を承りますので、お気軽にお申し付けくださいませ。
まとめ:アンティークコイン投資で資産防衛をしましょう
投資用のコインは買うときのみならず、売るときのことも考慮しなければなりません。
ですから購入先が重要なのです。
その点、きちんとしたコインショップやネットショップで、鑑定済みのコインを購入すれば、売却時にも買い手を見つけるのはそう難しくはありません。
弊社コインパレスでは、アンティークコイン投資の方法や出口戦略など、さまざまなご相談を承っております。
ご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。