あのダーウィンが乗った船「HMSビーグル号」とは

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HMSビーグル号はもともとイギリス海軍の10門の砲を搭載した帆船で、「ビーグル」という名は野兎狩りに使われる猟犬ビーグルに由来しています。
画像:ジョージ4世 |
1820年にロンドンのウーリッジ造船所で建造され、その年の7月にはジョージ4世の戴冠式を祝う観艦式に参加し、ロンドン橋をくぐった最初の船となりました。 その後5年間は予備艦として利用されていましたが、1826年にはパタゴニアとティエラ・デル・フエゴ諸島の水路調査任務に向けて修理・改装され、プリングル・ストークス船長の指揮下で初の航海に出発しました。 |

フエゴ人に迎えられるビーグル号
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調査任務の途中、フエゴ諸島海域でプリングルス船長は深いうつ状態に陥り自殺してしまいます。
ビーグル号は副長のW・G・スカイリングに引き継がれリオデジャネイロに向けて出航。
1928年12月15日にロバート・フィッツロイ海尉を一時的にビーグル号の船長に指名し、調査を進め1830年10月14日にポーツマスに帰還しました。
2度目の航海は翌年7月にフィッツロイ船長の指揮下で南米を調査することになります。
フィッツロイは自殺したストークスのこともあり、船長という孤独な地位について苦慮していました。
| 航海の仲間を探していましたが初めは失敗し、当時の水路学の第一人者であるサー・フランシス・ボーフォートに博物学者を探すよう頼んだ結果、進化論で有名な「チャールズ・ダーウィン」が同乗することになりました。 後にこの調査はダーウィンが「ビーグル号航海記」として記録を残し、進化論の提唱に大きく影響を与えたと言われています。 |
画像:チャールズ・ダーウィン |
その後南米の調査と3回目の航海でオーストリア沿岸の調査を終えたビーグル号は、1870年に売却され、解体されました。

ビーグル号は3回の大きな航海を経てイギリスの歴史に名を残し、本年出航200周年を迎えました。
その功績はウィリアム・ウェップ(William Webb)氏によって、科学史に残る偉大な航海を象徴する記念コインとして後世に語り継がれます。
裏面には堂々と航海するビーグル号が刻まれ、その周囲をダーウィンの進化論をモチーフとした生物や植物で装飾された象徴的なデザインとなっており、表面はマーティン・ジェニングス氏によるチャールズ3世の写実的な肖像が描かれています。
本作は英国の航海、自然科学の歴史を象徴する魅力的なテーマのコインです。
ぜひこの機会にお手元にお迎えください。





