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本 書籍 『English Gold Coinage 1816-1971 SPINK VOLUME II』BULLカタログ
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一般価格:11,000 円(税込)
会員価格: 11,000 円(税込)豊富な図解によって英国金貨の精髄を紹介する英語で著された秀逸な書籍の第二弾
英国金貨の名品の解説を中心として、それらの魅力に迫ったコイン研究家モーリス・ブルの名著「English Gold Coinage From 1649-1816」に続く第二弾として発表されたのが本書「English Gold Coinage From 1816-1971」です。前作はステュアート朝のチャールズ1世の治世からハノーヴァー朝のジョージ3世の治世まで、167年間のあいだに鋳造された英国金貨の詳細にわたる情報を収蔵しており、コイン研究者やディーラーのみならず、広く一般のコインファンにとって必要不可欠と思われる膨大な情報を提供し、絶賛を博しました。その続編にあたる本書は、ナポレオン戦争終結後の1816年に施行された金本位制に基づく新貨幣法の導入以降、1971年に英国貨幣界が採用した十進法導入までの155年間に制作された英国金貨の変遷を豊富なイラストと共に紹介するものです。前作以上にきめ細やかな図解によって本書にて紹介されている個々の金貨は、各国王の時代ごとに分類されており、掴みどころが無い程に長大な英国貨幣史の流れを捉えるのに最適です。本書が歴代国王の治世を代表する名金貨のほぼすべてを網羅していることは目次を見ていても明らかです。それらの金貨はまた、貨幣の名称ごとに列挙されており、一瞬にしてお目当てのコインに辿り着くことが可能です。また本書独自の評価による英国コインの稀少度、価値、保存状態を示すスケールが目次に続くページに付帯しており、本書に登場する金貨の真価をあらゆる角度から検証することを容易にします。ハノーヴァー朝の第3代君主ジョージ3世時代の金貨の紹介によって始まっている本書ですが、歴史的にも名品揃いでよく知られているヴィクトリア女王の時代(1837-1901)の諸作についての情報は、他の国王の時代のそれと比較して入念で細分化された説明がなされており、より多くのページを割いています。英国の法定金貨の最高位に位置するソブリン金貨についての知識はさらに豊富で、読んでいて飽きのこないものです。また、それぞれのデザインのディテールを部分的にクローズアップしている箇所は視覚に訴える要素が強く、非常にありがたいものです。付されている英文も優れていますが、言語よりも図解によって各コインにスポットを当てる特質を強調する本書のような書籍は、発行元のスピンク社の他の書籍と並行して、コインコレクターを始めとするコイン関係者、延いては英国コインを愛する者にとっては珍重すべき資料でもあります。英国金貨の、というよりは英国貨幣史を代表する綺羅星のごとき傑出した作品のほぼ全てを収蔵する本書は、英国コイン関連の一冊ものの書籍として、その最右翼にある名著と言っても過言ではないことでしょう。
出版社 : Spink & Son Ltd
言語 : 英語
580ページ・フルカラー
品番 3832 価格 一般価格:11,000 円(税込)
会員価格: 11,000 円(税込)
発送元 日本国内から発送