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本 書籍『世界の貨幣物語 アンティークコイン101話 貨幣収集の指標 平木啓一著』A5版224ページ
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一般価格:2,750 円(税込)
会員価格: 2,750 円(税込)世界の貨幣史上にて特筆されるべきコインにまつわる歴史的秘話101話を収録する
「世界の貨幣物語 アンティークコイン101話 貨幣収集の指標」今日、世界的な傾向として多大なる注目を集めているアンティークコインの分野ですが、近年、コインの歴史を中心とする物語的な内容を特徴とする書籍は意外にも少なく、難解で学術的に書かれたものが主流でした。
こと我が国日本において前者の類は皆無に等しく、長らくの間、コインの歴史について身近に親しむ機会を提供する読み物としての単行本の出版が待ち望まれていたのが事実です。
日本におけるコイン研究の草分けである平木啓一氏の筆による当書は、古代から現代まで2000年以上にわたって綿々と続く貨幣史上に燦然と輝く名作コインと、それらの歴史的変遷を辿る長大なる年代記であり、この種の書籍としては我が国初の試みであると言っても過言ではありません。
歴史的コインと言いましても博物館級の逸品もあれば、ただ単に古いだけのものもこの世に数多く見受けられることでしょう。
本文中で取り上げられているコインは、いにしえの古代文明を代表するものから妙味深い特徴を持つ現代コインまでが網羅され、各時代を代表する名品のみが取り揃えられています。
それらの背景となっている歴史を紐解く平木氏の文章は、筆者がそれぞれのコインの故郷に実際に赴き、現地取材によって収集した貴重な情報を元に執筆されたもの です。
筆者特有の語り口が個々のコインに秘められた歴史を浮かび上がらせ、当書全体のエッセンスとなっていることは一目瞭然です。
コインを理解する上でその背景を知ることがいかに重要であるかを読者に伝える重要な役目を果たす当書は、歴史に焦点を当てる解説によって各時代を深く掘り下げる充実した内容を誇り、歴史読本としても十分に楽しめるものです。
コインのルーツを求めて無心に全世界を旅した平木氏が学生時代から書き記し続けて来たノートを資料として語られる本邦初公開とも言える貴重なエピソードを始め、歴史上名高いコインの傑作の裏話をも披露する貴重な本文は、著者のこれまでの人生の総決算であると同時に、類まれなる来歴を持つそれらのコインが形成してきた壮大なるスケールを誇るコイン史の全貌に捧げられる記念碑でもあります。
氏が有する膨大な資料と経験をもとにこの度、日の目を見ることになった当書は、優れたコイン・コレクションを既に有する大コレクターのみならず、今後、一大コレクションを形成することを目指す野心的な新規コレクターにも多大なる影響を与えるであろうコイン啓蒙の書に他なりません。
平木氏の過去の功績を称えると共に、
コイン界全体の未来を明るく照らし出すこと必至の当書の誕生を心から喜ばずにはいられません。
著者:平木啓一 Hiraki Keiichi
1942(昭和17)年愛知県に生まれる。
63年慶応義塾大学法学部政治学科在学中、コイン専門誌で2年にわたり、「世界の大銀貨」を連載した。
日本における外国コインの研究の草分けとなる。
1969年に大宅壮一マスコミ塾に入塾、第8期の最優秀賞を受ける。
1986年より作家となり、フィクション、ノンフィクションの両面で活動、著作は300作に及ぶ。コイン関係の著書も多い。
この間、1961年にカタンガ(現ザィール)でコンゴ動乱、62年にフランス外人部隊でアルジェリア戦争、71年から73年にかけラオスにて。ヴェトナム戦争に従軍、軍歴を重ねた。
編集:株式会社コインパレス Coin Palace
神戸に本拠を構えるイギリスアンティークコイン専門店。
西日本初のPCGS・NGCの認定ディーラーとして、日本最大級のアンティークコインショールームを保有する。
平木啓一氏の前作『世界の名品 アンティークコイン300選』(一般社団法人日本電子書籍技術普及協会 2022年6月発売)の編集を経て、引き続き本作の編集に携わる。
A5判並製・本文モノクロ224ページ
品番 2288 価格 一般価格:2,750 円(税込)
会員価格: 2,750 円(税込)
納期 2022年12月末以降の順次発送を予定しております。商品の注文が集中し、2023年1月上旬までお届けが送れる場合もございますので、あらかじめご了承のほどお願い申し上げます。