HOME ＞ モダンコイン ＞ アメリカ 2010W ジェームズ・ブキャナンのリバティ 10ドル1/2オンス金貨 ファーストストライク PCGS MS70
-
一般価格：418,000 円(税込)
会員価格： 380,000 円(税込)アメリカ合衆国の歴史を人物でたどる画期的な新機軸として高い評価を受けた「ファーストスパウス・10ドルコインシリーズ」
2007年から13年間にわたってアメリカ合衆国造幣局の監修の下に発行された「ファーストスパウス・ゴールドコインシリーズ」は、歴代大統領の配偶者であるファーストレディーの功績を称えて10ドル金貨のデザインとして紹介する画期的なシリーズです。同じく2007年に創始された歴代大統領の1ドルコインシリーズと同時進行してリリースされていたファーストスパウス・シリーズですが、どちらも発表に先駆けて制定された「大統領1ドル硬貨法」によって承認されたものです。コインデザインの特徴としては、裏面にその配偶者の在任期間における功績の象徴的な場面を描き、ファーストレディーとしての任務にスポットを与えています。また独身、もしくは何らかの事情によって配偶者不在であった場合はコイン表面に自由の女神等のアメリカのシンボルが描かれ、個別での在任期間が明記されています。21代大統領チェスター・アーサーの妻、エレン・アーサーの場合は、夫の大統領就任時には既に亡くなっていたため、例外的にその任期中に出生した著名な婦人参政権論者であるアリス・ポールの肖像が描かれています。2007年6月にリリースされた初代大統領ジョージ・ワシントンの妻マーサに始まり、41代ジョージ・ブッシュの妻バーバラで完結したこの歴史的なコインシリーズは、歴代大統領の偉大なる功績の背後に存在した歴代ファーストレディーの活躍をコイン上にて恒久化する、21世紀のアメリカ合衆国造幣局ならではの壮大なる企画です。
表面に描かれた自由の女神の美しい横顔を特徴とする「ジェームズ・ブキャナンのリバティー」
2010年の9月にリリースされた「ブキャナンのリバティー」と呼ばれているコインは、同シリーズの他のコインと違って表面にファーストレディーのポートレートが描かれていないため大いなる注目を集めました。合衆国第15代大統領ジェームズ・ブキャナン（在任：1857年－1861年）は、若き日に自殺によって婚約者を失ったため生涯独身を貫いたことで知られる数少ない大統領の一人です。配偶者のポートレートの代わりとして、当コインの表面にはその在任期間にアメリカコインの主要なデザインとして採用されていた自由の女神の左向きの横顔が描かれています。当時の著名なコイン・デザイナーの一人、クリスティアン・ゴブレヒトによる「リバティー・ヘッド」の愛称で親しまれていたこの見事なポートレートは、1840年から1907年までの長期間に渡って継続的に使用されていた伝説的なデザインです。ポートレートの左側には発行年の西暦2010年と1857年から1961年までの大統領としての在任期間、また右にはアメリカ合衆国発行のコインによく見られる「我々は神を信じます」という意味の標語、さらに下部には「第15代大統領」と格調高く刻まれています。大統領が独身であったために同シリーズの他のコインとは一線を画することになったいわくつきの当コインですが、その最大の注目点は裏面に描かれている少年時代の大統領を描く感動的な場面です。父の経営する片田舎の商店において、経理係を担当していた若き日の大統領のひたむきな姿を投映する感動的なシーンがそこには観られます。裏面のラテン語碑文「多数から一つへ」は、複数の州から統一国家へと変貌を遂げたアメリカ合衆国の根本理念を示す標語として知られ、今もなおアメリカの人々の心の拠り所として深く胸に刻まれています。立身出世の人ジェームズ・ブキャナン・アメリカ合衆国第15代大統領の生涯と過去の国家への献身に焦点を当てる当コインは、実際のファーストレディーではなく、アメリカ合衆国の全ての女性の象徴である自由の女神を描くことによって、当コインシリーズの主旨をより明確にすることに成功した例外的な傑作であると言えます。改めて当コインシリーズ全体を俯瞰してみたいと思わせる魅力がそこに集約されているように思えてなりません。
品番 1861 鑑定番号 
18386632
現在のPCGS鑑定数はここをクリック下さい価格 一般価格：418,000 円(税込)
会員価格： 380,000 円(税込)
グレード数 MS70 タイプ ファーストストライク 発行限定数 5,162 重量 約15.55g (1/2オンス) 品位 約99.9%Au（K24） 表面 リバティ 裏側 第15代アメリカ大統領 ジェームズ・ブキャナン 発送元 日本国内から発送 -
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
