2017 エリザベス2世 クイーンズビースト イングランドのライオン 10ポンド10オンス銀貨 ファースト500スタック NGC PF70UC

史上最強国家としての英国を象徴する王室随一のシンボル

2017年の幕開けと共に英国ロイヤルミントがリリースした「クイーンズビースト・シリーズ」は、在りし日の歴代王朝を象徴する十大守護獣を取り挙げ、世界的な注目を集めた一大コインコレクションとして知られています。中でも第１弾を飾った「イングランドのライオン」は例外的な人気を誇り、数ある守護獣の中でも英国王室の過去の栄光を最も端的に物語る表象として、今日まで単独にて高い評価を勝ち取ってきました。決して色褪せることのないこの永遠のシンボルは、コレクションに含まれる十大守護獣の中でも特に長い歴史を誇るもので、なおかつ最も象徴的な動物として知られています。その起源は少なくとも12世紀に遡ると言われ、以降、王室の盾の紋章の一部分として常に別格の扱いを受けて来ました。自尊心と勇気の象徴とされるライオンが頭上に戴く王冠からも容易に想像できますが、自然界の王者ライオンを英国君主になぞらえることは自然の理に適っていると言えます。獰猛なイメージを持つ動物としてのライオンですが、古来「百獣の王」と称えられるように、自然界全ての動物の頂点と位置付けられ、至高の王権の象徴と目されて来ました。当コレクションにて取り挙げられる10種の動物は神話や伝説上の動物、また実在の動物など多種多様ですが、自然界を支配する力強いライオンほどに英国王室の栄光の過去を象徴するに相応しい動物は他に見当たりません。英国王室の紋章として公式に採用された最初の動物でもあるライオンは、王室内においては君主としての国王の王権を表すシンボルとしてあらゆる場面で用いられてきた経緯があります。18世紀の産業革命を機に一躍世界を代表する最強国家としての道を歩むことになった英国ですが、その後、19世紀には大英帝国の繁栄を謳歌するに至ります。その象徴である英国王室は、ライオンの紋章をシンボルとして全世界に広がる一大帝国を支配下に収めることになります。

コイン上に蘇る英国王室800年史の精華としての「イングランドのライオン」

2017年に堂々のデビューを果たした「クイーンズビースト・コレクション」の第1弾「イングランドのライオン」。当コイン裏面には有冠のライオンが躍動感溢れる姿で描かれていますが、英国史の過去の栄光と英国民の不屈の精神性を強調しているかのようです。ライオンが胸に掲げる盾には、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド4国の国章が一体として描かれ、連合王国の恒久的な繁栄を永遠に刻んでいます。一国を統治する運命を担う君主の孤高の存在感を他のどの動物よりも濃厚に表現するライオンは裏面中央に立ち尽くし、見るものに強烈な印象を与えます。コイン表面には今や伝説に属すると言っても過言では無い「エリザべス2世の第5肖像」が描かれています。現代ロイヤルミントを代表する才人ジョディ―・クラークのキャリアを代表するこの優れた作品は、老いてなお気高く楚々とした英国女王の品格を映し出すコインポートレートの大作です。女王の頭上に輝くのは、1821年に挙行されたジョージ4世の戴冠式のために制作された英国王室の至宝「ステート・ダイアモンド・ダイアデム」です。ジョージ4世亡き後はなぜか女王を始めとする女性王族のみによって受け継がれた来歴を持つこの伝説の秘宝ですが、現女王が1952年の即位に際して継承されて以降、王室の象徴としてメディアでも目にする機会の多い宝飾品でもあります。英国君主を象徴する王冠を戴くライオンが描かれている当コインの裏面ですが、コイン表面の女王の肖像との絶妙な統一感を感じさせる点こそが、「イングランドのライオン」ならではの特徴ではないでしょうか。栄光の王室史を象徴する百獣の王ライオンの勇姿を浮かび上がらせるシリーズ第1弾「イングランドのライオン」の満を持してのコイン上への出現を心から喜ばずにはいられません。

品番	534
鑑定番号	4540347028 現在のNGC鑑定数はここをクリック下さい
価格	一般価格：275,000 円(税込) 会員価格： 250,000 円(税込) 商品についてのお問い合わせ
グレード数	PF 70 ULTRA CAMEO
タイプ	ファースト500スタック
発行限定数	1250枚
最大発行数	1250枚
重量	10オンス　312.590 g
直径	89.000 mm
品位	約99.9%Ag
発送元	日本国内から発送