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古代ギリシア イオニア エフェソス 紀元前133-88 アルテミス スタテル 金貨 NGC Ch XF Strike: 3/5 Surface: 4/5

NGC鑑定付き

一般価格:1,595,000 円(税込)
会員価格: 1,450,000 円(税込)

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古代都市エフェソスの栄光の過去に捧げられる古代コインの逸品

 

古くはアナトリアと呼ばれた現在のトルコ南西部に位置し、エーゲ海からも程近い古代都市エフェソスには、先史時代から続く集落の跡が見られ、紀元前10世紀頃から古代ギリシャの都市として形成され、その後、約千年以上にわたってアナトリア随一の都市として繁栄を謳歌していました。そこには古代世界の七不思議に数えられるアルテミスの大神殿が存在し、アントニウスとクレオパトラが短くも幸せな時間を送り、キリストの使途のパウロが布教に奔走し、聖母マリアが晩年を過ごしたとも言われ、その他数々の歴史的事象に彩られています。先史時代から集落が形成されていたエフェソスには、紀元前16-14世紀頃にヒッタイトの都市が築かれました。その後、紀元前10世紀ごろにはギリシャ人たちが大規模な植民都市を築き、それがローマ時代まで引き継がれ、徐々に巨大建造物が建設されたり、インフラが整備されるようになります。ローマ帝国内における三大図書館の一つとされるケルスス図書館や巨大な劇場もこの時代に築かれ、エーゲ海に面した当時の港は交易の拠点として機能し、地中海沿岸有数の都市として繁栄を極めました。エフェソスはまた、パウロが布教し、聖母マリアと使途ヨハネが余生を送った場所であったことから、初期のキリスト教の歴史とも密接にかかわる重要な都市でもありました。ビザンチン(東ローマ帝国)の時代以降も引き続き地中海沿岸の重要な都市としての地位を保ち続けましたが、7世紀以降はイスラム教の伝播と攻撃によって徐々に衰退し、やがて歴史の陰に埋もれるようにして存在感を喪失していきました。同地の巨大な神殿で有名なアルテミスは、ギリシャ神話に登場する狩猟と貞潔の女神として知られています。女神の双子の弟のアポロンがヘリオスと同一視されて太陽神とされたように、女神もまたセレーネと同一視されて月の女神とされました。また闇の女神ヘカテーとも同一視され、三変化の女神と称されることもあります。アルテミスはゼウスとデーメーテル、あるいはペルセポネーの娘、あるいはディオニソスとイーシスとの間に生まれた娘とも言われていますが、古代ギリシャの伝説によりますとゼウスとレートの娘で、アポロンとは双生児であったとされています。アルテミスはアテナやヘスティアーと同様に処女神としても有名です。今回ご紹介させていただく作品は、古代エフェソスで流通していたスタテル金貨です。表面には女神アルテミスの右向きの肖像が描かれており、シンプルながらもその精緻な美しさに魅了されます。そして裏面には狩猟の神として知られているアルテミスの全体像と、狩猟には欠かせない道具である矢と矢筒が描かれており、勇壮な趣を醸し出しています。観る者に古代への憧憬を抱かせる当コインは、伝説の都市エフェソスの栄光の歴史の思い出に捧げられる秀逸な古代コインの傑作です。

品番 4921
鑑定番号 6836583033
現在のNGC鑑定数はここをクリック下さい
価格

一般価格:1,595,000 円(税込)

会員価格: 1,450,000 円(税込)

グレード数 Ch XF Strike: 3/5 Surface: 4/5
重量 8.43 g
表面 アルテミス
裏側 アルテミスの立像
発送元 日本国内から発送
一般価格: 1,595,000 円(税込)
会員価格: 1,450,000 円(税込)

在庫有り 残り 1点

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