image

HOMEアンティークコイン > 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63

英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63

NGC鑑定付き

一般価格:2,640,000 円(税込)
会員価格: 2,400,000 円(税込)

  • アンティークコインs1:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs2:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs3:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs4:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs5:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs6:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs7:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs8:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs9:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs10:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs11:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs12:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63
  • アンティークコインs13:4751 英領インド 1862C ヴィクトリア女王 モハール金貨 NGC MS63

ヴィクトリア期の不滅の輝きを表出する「ゴチッククラウン」銀貨

 

世界全土に版図を拡大し、有史以来最大の帝国へと上りつつあった19世紀中盤の大英帝国。その君主として1837年に即位し、新時代の頂点に相応しい威厳を若年にして身に付け、常に国家の安泰を願いつつ女王が推し進めた立憲君主制の成果は、世界史上に深く刻まれるに至りました。2015年にエリザベス2世によって更新されるまでの間、最長在位を誇ったヴィクトリア女王の63年にわたる治世はヴィクトリア朝と称され、英国が史上最も繁栄を謳歌した時代として永遠に記憶されています。英国の空前の発展と時を同じくして同国に君臨したヴィクトリア女王は、夫アルバート公爵の助言を得て数多くの公務を遂行し、英国君主としての威厳を徐々に身に付けて行きます。女王の治世下に発行された一連のコインに刻まれていた肖像が、何よりもその過程を物語っているように思われます。1838年に戴冠式を迎えた女王を描いた「ヤングヘッド」と呼ばれるポートレートは、若々しくも凛とした気品を備えた当時若干19歳の女王の崇高感を湛えた横顔を描いた名作であり、今日でも最も人気の高いコイン肖像の一つとして、英国貨幣界において高く評価されています。この肖像は英国貨幣史を代表する傑作「ウナとライオン」金貨の表面にも描かれていることからも知名度が高く、女王自身も特別の愛着を抱いていたとされるものです。1847年、つまり女王の即位から10周年の年に発表された「ゴチッククラウン」銀貨に描かれた肖像は、「ヤングヘッド」から9年の時を経て一層貫禄を増した女王の鮮烈な横顔を刻む真の芸術作品です。薔薇の刺繍が施された古風な衣装に身を包み、荘厳な趣を湛えた宝冠を頭上に戴く女王の張り詰めた表情が目を引くこの美しい肖像は、ジョージ王朝末期からヴィクトリア朝にかけての英国ロイヤルミントで活躍し、後にミントの主任彫刻師の座を得るに至った名匠ウィリアム・ワイオンの創造力の賜物です。英国コイン屈指の大作に数えられるこの作品は、後の大成を前にして急成長を遂げつつあった大英帝国の繁栄期と時を同じくして誕生した作品であり、「ウナとライオン」と並んでヴィクトリア期に誕生したコインデザインの最高傑作として不滅の輝きを放っています。

 

ワイオンの生涯を賭けた傑作肖像を表面に描く英領インド発行のモハール金貨

 

1847年に発行された名貨「ゴチッククラウン」表面に描かれていたヴィクトリア女王の肖像は、その後も数多くの英国貨幣のデザインとして転用され、その神秘的な美しさゆえに空前の人気を博しました。今回ご紹介させていただく作品は、1862年に当時大英帝国の支配下にあったインドで発行された交易通貨として知られるモハール金貨です。1862年当時の英国本国からインドまでの交通手段は当然のことながら船舶のみであり、現在の南アフリカを経由してのインド航路は数カ月を要するとともに多大なるリスクを伴うことでした。スエズ運河開通の数年前の当時、金の一大産出国として知られていたインドから本国のロイヤルミントに大量の金を輸送して貨幣を鋳造するよりは、インドに新規の造幣局を開設してそこでコインを生産して流通させることの方がより理に適っていたと言えます。このような背景の下に英領インドにて発行されるに至ったモハール金貨ですが、貿易決済用の金貨であったために発行枚数自体は多いものの、その用途ゆえに保存状態の良好なものが極端に少なく、オークションを始めとする市場に出回る率も限りなく低いと言えます。表面に描かれているヴィクトリア女王の肖像は、「ゴチッククラウン」との類似性が認められる見事な出来栄えを誇るもので、熱心なアンティークコインのコレクターの注目を集めるに値するものです。裏面周囲を囲むのはヴィクトリア朝ならではの様式美溢れる連続的で装飾的な文様であり、当コインが発行された19世紀中盤ならではの古典性を十分に感じさせます。中央には「インドのモハール金貨」の文言が発行年を示す西暦と共に刻まれており、ヴィクトリア期に海外との交易によって隆盛を見た大英帝国の栄光の記念品に相応しい偉容を刻印しています。大英帝国の屋台骨としてその最盛期を支えた1860年代の英領インドで発行された当コインは、ヴィクトリア女王の治世下に発展を遂げた英国の海外における歴史的偉業を恒久化する究極の記念品としての価値を有するヴィクトリアン・アンティークコインの名品に他なりません。

品番 4751
鑑定番号 5930534004
現在のNGC鑑定数はここをクリック下さい
価格

一般価格:2,640,000 円(税込)

会員価格: 2,400,000 円(税込)

グレード数 MS 63
最大発行数 153000
重量 約11.66g
直径 約26 mm
品位 約91.7%Au(K22)
表面 ヴィクトリア女王
裏側 額面
発送元 日本国内から発送
一般価格: 2,640,000 円(税込)
会員価格: 2,400,000 円(税込)

在庫有り

数量:

ご利用方法の詳細はこちら
配送・送料・返品について

シェアする