HOME > アンティークコイン > 1937 ジョージ6世 聖ジョージ竜退治 2ソブリン金貨 NGC PF64CA
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一般価格:1,100,000 円(税込)
会員価格: 1,000,000 円(税込)臆病者の少年が歴史ある英国を守る王に昇り詰める日まで
2010年の映画「英国王のスピーチ」で再び全世界からの注目を浴びることとなったジョージ6世、人生の波乱曲折を経て英国人に敬愛される国王となった彼のコインのご紹介です。遥かさかのぼり時は1895年12月14日、ヴィクトリア女王を曾祖母に持つジョージ6世は、英国に新たな光を導くような末頼もしい産声をあげ、この世に生を享けました。 しかし彼の誕生日である12月14日というのが偶然なのか必然なのかヴィクトリア女王にとっては忘れられない、亡き夫アルバート公の命日と同じ日だったのです。夫への愛が非常に深いことで有名な彼女は「なんて悲しい日に生まれたんだ」と彼の誕生を忌んだといいます。 どうにかして女王を喜ばせようと親族がこぞって頭をひねった結果、その赤子はアルバートとなずけられました。 そう、ヴィクトリア女王の亡き夫であるアルバート公と同じ名前です。 こんな単純な作戦で女王を喜ばせることができるのか、というところですがこれがなんと大成功。 ヴィクトリア女王は驚くほどその名を気に入り「早く新しい子に会わせてくださいな、この日(12月14日)は私にとって悲しい日でしたが、彼のおかげで素晴らしい日に変わるかもしれません」とアルバートの母親であるメアリー宛に書簡を送ったそうです。そんなひと悶着あった彼、幼少期は臆病者で身体も弱く泣き虫な少年として知られていました。王位継承者として心配されるほどだったそうです。
人生を大きく変えた運命の転換期
人生というものには運命の転換期がいくつか存在するといわれますが、彼にとってはそのうちの1つが結婚、もう1つが突然の王位継承だったのではないでしょうか。当時の英国王室としては他国の王族と結婚することが習わしとなっていましたが彼は自由恋愛で将来の妻を娶ることを物心ついたころから強く望んでおりました。 そんな時に彼が恋に落ちたのが英国貴族の出であるエリザベス。 彼女に運命を感じたアルバート公は1921年と1922年に結婚を申し込みますがなんと断られてしまいます、というのもエリザベスは王室に入り様々なことに制約がかかることを避けたかったそうです。王室に関する知識がほとんどないような私でも、公務に明け暮れる日々、継承者を残すことへのプレッシャーなど、その厳しいことは想像に難くないです。 しかしエリザベス女王との結婚で自分の運命が変わると信じていたアルバートの想いは誰にも止められず、ついに1923年、2人は夫婦となりました。彼のエリザベスへの予感は的中し彼が吃音で苦しんだ際も第二次世界大戦時も、常にアルバートを支える献身的な妻となり、今でも彼ら夫婦はイギリス国民からの敬愛を受けるカップルであると認識されています。 王族と貴族の身分違いの結婚は英国の近代化を表すとして国民からも大変喜ばれる出来事となり彼の人気はさらなる高まりを見せました。結婚も終え子供もおり人生順風満帆というアルバート、父ジョージ5世の後はアルバートの兄であるエドワード8世が国王としてイギリスを治め続けるのだろうと考えていました。 しかし兄エドワードは離婚歴のあるアメリカ人女優との結婚を望んでいることを打ち明けます。離婚歴のあるものと王族との結婚を良しとしていなかった英国全体から猛反対に会い、即位1年も経たぬ間に、一般人としての幸せを選びたいと王室を抜ける選択をしました。 突然国王の不在となった英国、その時点での王位継承順位第一位は弟のアルバートだったのです。 自分が王位を継承するつもりの無かったアルバートには突然の話で悲観的にとらえていた時期もあったのですが、第二次世界大戦などの危機を乗り越え英国王として立派にイギリスを守り抜きました。先ほど少し触れた彼の名前に関することですがアルバートが即位する際、統治名として彼はジョージを選びました。 これには二つの意図があり、一つ目は立派に公務をこなした父ジョージ5世に対する敬意と。もう一つはエドワード8世によって揺らいでしまった英国王室の威厳を、父の名前を継ぐことによって立て直そうとしたためだといわれています。
使命感あふれる凛とした横顔
非常に写実的に描かれたジョージ6世の横顔、写真と見比べてもよく似ています。 凛とした横顔からは臆病だったころの彼の姿は想像できません。 王族としての経験をつみ、責任感と使命感を備えた立派な王へと変貌しました。 そんな彼の若い時の姿をとらえた作画となっています。どこか人をひきつけるその横顔からは、厳しい経験を通して手に入れたオーラを感じます。 初めからスター性のある者のコインももちろん素敵ではあるのですが、彼のように、かつては兄の陰で埋もれていた少年が自らの努力で成功の道を昇り詰めていく姿は誰もが憧れる人物像ではないでしょうか。 崇高でありながらもどこか親近感を抱ける存在のジョージ6世が英国民から人気であるのもうなずけます。このコインのオーナー様が何か悩まれるようなことがあった時には背中を押してくれる存在になってくれるのではないか考えております。 人気の高い王のコインはなかなか手放したくないと思うのが人間に心理というもの、これからも安定的な値上がりが期待できる1枚なのではないでしょうか
品番 4459 鑑定番号 3160235016
現在のNGC鑑定数はここをクリック下さい価格 一般価格:1,100,000 円(税込)
会員価格: 1,000,000 円(税込)
グレード数 PF 64 CAMEO 発行限定数 5500 重量 約15.98 g 直径 約28 mm 品位 約91.7%Au(K22) 表面 ジョージ6世 裏側 聖ジョージ竜退治 発送元 日本国内から発送 セントジョージ関連TOPICS
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