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1953 エリザベス2世 1/2クラウン白銅貨 PCGS PR66DC S-4137A

PCGS鑑定付き
  • 品番: 3557
  • 鑑定番号: 39657564

一般価格:198,000 円(税込)
会員価格: 180,000 円(税込)

  • モダンコインs1:3557 1953 エリザベス2世 1/2クラウン白銅貨 PCGS PR66DC S-4137A
  • モダンコインs2:3557 1953 エリザベス2世 1/2クラウン白銅貨 PCGS PR66DC S-4137A
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新生イギリス連合王国の門出を象徴する彫刻界の大家メアリー・ギリックの大作「エリザベス2世の第1肖像」

 

1952年に父王ジョージ6世の崩御を受けてイギリス連合王国の君主となったエリザベス2世(1926-2022)。70年7ヶ月に及んだ女王の治世ですが、2015年には英国史上の最長在位を達成し、それまでのヴィクトリア女王の63年7ヶ月という前人未到の記録を更新しました。長大なる治世の幕開けとしてロンドンのウェストミンスター寺院にて挙行された1953年6月2日のエリザベス2世の戴冠式は、第二次世界大戦後にイギリス連合王国が総力を結集して実現した王朝絵巻のごとき壮大なる祝典として記憶されています。式の開催はまた、英国のかつての大英帝国からの完全な脱却を強く印象付け、女王の即位によって新たな時代を迎えた新生イギリス連合王国と連邦各国の門出を祝う象徴的な瞬間でもありました。1838年に挙行されたヴィクトリア女王のための戴冠式以降、3人の歴代英国王の戴冠式を見届けた会場のウェストミンスター寺院にて、女性君主が式を挙げるのは実に115年振りのことであり、未だ戦争の跡が色濃く残る英国社会全体が式の開催によって希望で満たされ、誰もが輝ける未来を夢見ていました。そして新しい時代の象徴としてエリザベス2世をおいて他にないことを皆一様に認めていたことでしょう。女王の登場は英国王室史を塗り替えるほどの歴史的な「事件」でしたが、英国貨幣界もまた新女王の時代を迎えて新たな局面を迎えつつありました。戴冠式の興奮冷めやらぬ1953年に初登場となった「エリザベス2世の第1肖像」は、「ヤングヤング・エリザベス」の別称によって今日なおも高い人気を誇る英国貨幣史上屈指のコイン肖像です。英国貨幣界にて特筆されるこの傑作肖像の創造主は、1950年代当時の英国を代表する名女流彫刻家、メアリー・ギリック(1881-1965)でした。ちなみにギリック女史自身は女王の戴冠式に際し、このコイン肖像の制作による国家への貢献から、同年に大英帝国勲章第3位(CBE)を授与されています。即位当時25歳であったエリザベス2世の若々しさを前面に押し出したこの瑞々しいポートレートは、70年間に及んだその後の女王の治世下に発表された全5種の公式コイン肖像の中でも異色の作品として知られています。女王が頭上に戴く月桂冠は、古代ギリシャ時代以降、勝利者や征服者の象徴として用いられていました。これはギリシャ神話における光明神アポロンの霊木として崇められていた月桂樹の若枝をリング状に編んで制作したものです。どちらかというと男性の勝利者のイメージが強い月桂冠ですが、この「第1肖像」においては何よりも女性の君主であるエリザベス2世が身に着けている点が、当ポートレート最大の注目点となっています。

 

今や伝説のエリザべス2世の「第1肖像」を表面に描く戴冠記念白銅貨

 

今回ご紹介させていただく1/2クラウン白銅貨は、エリザベス2世の生涯最大の祝祭として執り行われた1953年の戴冠式を記念して発行されたものです。コイン表面には前述の有冠右向きの「第1肖像」が描かれており、70年の時を経て現代の我々に若き日の女王の気品と叡智を伝えています。女王の夫のエディンバラ公爵フィリップ自身のお気に入りでもあったとされるこの秀作ですが、作者ギリック女史の制作過程において、女史のアトリエを最初に訪問したのは女王自身ではなく公爵であったという興味深いエピソードが残っています。その際に作品を目の当たりにした公爵は、作品そのものについては好意的であったものの、長すぎる首を若干修正することと全体的にもう少し若々しく描写し直すことを女史にリクエストされたとのことです。その甲斐あってか、肖像は全体に若々しく仕上げられ、コイン愛好家を始め、今なお多くの人々に愛され続けています。肖像の周囲には「神の恩寵によるエリザベス2世・全ブリテンの女王」と荘重なラテン語碑文が続きます。裏面中央には大型の王冠を戴く四分割された盾形の紋章が描かれており、その中にはイングランド、スコットランド、アイルランドをそれぞれ象徴する国章が挿入されています。そして裏面上部には表面の碑文の続きと思しき「忠誠の守護者」の文言が見られ、「ハーフクラウン」の文字と同時に戴冠式挙行年の西暦「1953」が刻まれています。今や伝説の存在であるエリザベス2世の幕開けを象徴する当1/2クラウン白銅貨は、英国の新時代を予見させる両面の鮮烈なデザインによって、今後もコインコレクターの愛顧の対象として珍重され続けることでしょう。

品番 3557
鑑定番号 39657564
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価格

一般価格:198,000 円(税込)

会員価格: 180,000 円(税込)

グレード数 PR66DC
重量 14.14 g
直径 32.3 mm
表面 エリザベス2世の肖像
発送元 日本国内から発送
一般価格: 198,000 円(税込)
会員価格: 180,000 円(税込)

在庫有り

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