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1623-1624 ジェームズ1世 ローズリアル金貨 NGC AU58 S-2632 Koehlmoos Coll

NGC鑑定付き

一般価格:19,690,000 円(税込)
会員価格: 17,900,000 円(税込)

イングランドとスコットランドの歴史的な同君連合を成就したステュアート朝の始祖ジェームズ1世

 

1603年のエリザベス1世の崩御によって終焉を迎えたテューダー朝に続く王朝として、イングランドにて創設されたステュアート朝。女王亡き後に英国王位を推戴されたのは、スコットランド王家の末裔ジェームズ6世で、イングランドではジェームズ1世として知られている国王です。実母であるスコットランド女王メアリーを死に追いやった宿敵エリザベス1世と後年和解し、英国王位に忠誠を尽くす若き君主ジェームズ1世は、早くから英国王としての未来を嘱望されていたと言われています。同君によるイングラントとスコットランドの統治を実現した即位当初のジェームズ1世でしたが、イングランド、スコットランド、アイルランドの三王国を将来的には統一国家として統治するという壮大なる計画を胸の内に秘めていました。しかし、それぞれが固有の議会と政府、また教育システム等の社会的基盤を有するこれら三国の統一が王の在世中に実現されることはなく、英国がその理想を成就するにはアン女王の治世(1702年-1714年)を待たなければなりませんでした。王は「自由なる君主国の真の法」と題する著書の執筆によって自ら信奉する王権神授説を強硬に主張したため、議会との関係悪化を招きます。王はまた、一つの信仰の下に国家が統一されるべきであるとの持論を展開し、1604年に開催されたハンプトンコート会議においてイングランド国教会とスコットランド教会の協調関係の継続に合意し、異端と見なされるカトリックの弾圧を強化します。王の治世下において対外的な発展を実現した英国でしたが、1607年には海外初の英国直轄の植民地ヴァージニアを現在のアメリカ合衆国に建設します。宗教上の妥協なき信条と王権神授説の堅持によって議会との対立構造を一層明確にしたジェームズ1世ですが、時代を代表する教養人としての側面は意外と知られておらず、その功績も歴史の闇に埋もれたまま数世紀が経過しました。具体的な功績としては、後援者として歴史的哲学者フランシス・ベーコンを重用したことが挙げられます。また自身の著作を通じて英国の文化的発展に対して著しい貢献を果たし、その優れた統率力の下に、その後約100年間にわたって英国を統治するステュアート朝の安泰の基盤を築きます。

 

14世紀以降の歴代英国金貨の粋を集めた決定版として誕生したローズリアル金貨

 

「ローズノーブル」の別名を持つリアル金貨が英国貨幣史上に初めて登場するのは、エドワード4世の最初の治世下1464年のことで、当時の金の価格高騰を背景として、それまで英国金貨の主流であったノーブル金貨に代わる高額貨幣として誕生したことが始まりです。それ以降、ステュアート朝を創設したジェームズ1世の治世まで約150年以上にわたって歴代英国王の権威の象徴として鋳造され続けていました。英国金貨の王道を行くソブリン金貨と並行して英国のみならず、ヨーロッパ大陸においても注目を集め、対外貿易の決済用高額貨幣として各王朝時代を代表していたリアル金貨ですが、テューダー朝の滅亡によって英国王位を推戴されたジェームズ1世の治世になり、30シリングと等価の金貨として新たなスタートを切ります。過去の英国金貨の総決算として誕生したこの新しい貨幣は、ローズリアルと呼ばれ、稀少性と共にその芸術性豊かで緻密なデザインによって英国貨幣史上における極品としての地位を築き上げました。ジェームズ1世の治世下における貨幣鋳造の第二期(1604年-1619年)に世に出たローズリアル金貨ですが、今回ご紹介させていただく作品はその第三期(1619年―1625年)に属するもので、王の治世の最後期に発行された金貨特有の高い完成度を誇ります。表面には玉座に座する在りし日のジェームズ1世の有冠のポートレートが描かれていますが、その写実的な描写は自らを「グレートブリテン国王」と称したジェームズ1世の強大なる権力を見事に表現しています。「神の恩寵によるジェームズ・グレートブリテン・フランス及びアイルランド国王」という意味の周囲のラテン語碑文もまた特徴的で、それまでの金貨に見られた「イングランド」という語に代わって「グレートブリテン」なる表現が挿入されており、歴史的な見地からも当金貨最大の注目点となっています。裏面の中央に描かれている4分割された盾形の紋章の中にイングランド、フランス、アイルランド3国の国章が刻まれており、その上部にはこの金貨が30シリング相当の価値を持つものであることを示す3つのXが掲げられています。その周囲には前王朝であるテューダー朝を象徴する薔薇や、フランス王家のシンボルでもある「フルール・ド・リス」が装飾性豊かなバリエーションを表出しています。さらにその周囲には旧約聖書の詩編からの引用文「主の御業は我らの目には驚異的に映る」が刻まれており、その意味深長な内容がこの金貨の裏面に一層の風格を与えています。また裏面上部に刻まれているアザミを模したミントマークは、この金貨がロンドンで鋳造されたものであることを証明するものです。高い稀少価値を誇る厳選された英国とドイツのアンティークコインの名品を網羅していたことで貨幣史にその名を刻むケールモース・コレクションですが、かつてこの名コレクションの一部分を形成したこのローズリアル金貨もまた、その限りない歴史的価値と最良の保存状態によって同コレクションが過去に築き上げた秀逸性を保証し、その比類なきクオリティーの真価を現代の我々に伝える重要な役割を果たしています。ジェームズ1世の治世を代表するもう一つの金貨であるユナイト貨と同様に、イングランドとスコットランドの統一に対する王の願いが込められた当ローズリアル金貨には、英国王位継承に関する自らの正統性を確信する王の自信が漲っています。現在のイギリス王室の源流であるステュアート朝の始祖に当たるジェームズ1世の栄光の在位を象徴する歴史的アンティーク金貨の21世紀における満を持しての登場は、歴史的英国アンティークコインのコレクターを狂喜させることでしょう。

品番 1843
鑑定番号 2125766050
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価格

一般価格:19,690,000 円(税込)

会員価格: 17,900,000 円(税込)

グレード数 AU 58
重量 12.35 g
表面 王座にすわるジェームズ1世
裏側 紋章を描いた盾・XXX(30 シリング)
発送元 日本国内から発送。
一般価格: 19,690,000 円(税込)
会員価格: 17,900,000 円(税込)

在庫有り

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