アセンション島 2021 エリザベス2世 ダイアナ妃生誕60周年記念 5ポンド金貨 プルーフ仕上げ PCGS PR70DC 箱付き

南大西洋に浮かぶ野生動物の宝庫

南大西洋に浮かぶ火山島として知られるアセンション島は、セントヘレナ島と共にイギリスの海外領土であり、軍事拠点として機能していることでも知られています。1501年、インド遠征の途上にあったポルトガル艦隊によって偶然発見されます。さらにその2年後、やはりインド遠征の途上であったアフォンソ・デ・アルブケルケ率いるポルトガル艦隊により再発見され、再発見日にちなんでアセンション島と命名されました。1815年にナポレオンが同じく南太平洋のセントヘレナ島に幽閉された際には、その逃亡を警戒したイギリス本国差し向けの艦隊の長期間にわたる駐留が確認されていました。アセンション島には先住民は存在せず、現在の総人口は僅か1,100～1,200人ほどに過ぎません。南大西洋の離島であるアセンション島は野生生物の宝庫として世界的に知られており、南大西洋の自然保護区域としての同島の存在を際立たせています。島はアオウミガメの産卵地として知られ、１月から5月まで海岸で産卵を行うことが知られています。また色鮮やかなカナリアや九官鳥が生息するほか、野生のロバ、ヒツジ、ウサギ、トカゲが確認され、法の下に丁重に保護されています。

ダイアナ元英国皇太子妃の数奇な生涯

1981年のチャールズ英国皇太子との結婚によって英国皇太子妃となり、その美貌と知性とスキャンダルによって一世を風靡したダイアナ元妃。ファッション・アイコンとしても絶賛され、その抜群のファッションセンスとスタイルは「ダイアナ・ファッション」として、全世界的称賛の的となります。スペンサー伯爵家の三女として生を受けた元妃は、恵まれた少女時代を送ります。結婚後は2児の母として、家庭生活と公務の両面において縦横無尽の活躍を続けます。1996年にはチャールズ皇太子との離婚が正式に発表されますが、その後はプライベートでも半公人としての活躍を続けます。1997年8月31日のパリでの突然の客死に世界は悲嘆に暮れ、今なおその衝撃は持続されています。生前の元妃の献身的な公務に対する姿勢には再び評価の兆しが見られ、生誕60周年を迎える本年は、元妃を偲ぶ数々の記念行事が予定されています。かつての住居であったケンジントン宮殿では誕生日である7月1日に銅像の除幕式が予定されています。

魅惑的な記念コインの発行で知られる謎の火山島

セントヘレナ島と並んで数々の美しい記念コインの発行によってコインマニアを魅了し続けてきたアセンション島。現在島で使用されている流通貨はセントヘレナ・ポンドですが、かつてはイギリス・ポンドが使用されていました。1973年に記念コインの発行を開始した英領セントヘレナですが、アセンション島においても1978年以降、定期的に記念コインの発行が行われ、そのデザインの秀逸さと希少価値において世界中のコインファンの注目を集めてきました。2021年発行の元英国皇太子妃ダイアナを追悼する当コインは、在りし日の元妃の生き生きとしたポートレートを裏面に刻む、コインファンの期待に応える高次元の逸品です。また表面に刻まれている英国君主エリザベス2世のポートレートは、ロイヤルミントの主要なデザイナーの一人、ジョディ―・クラーク氏の最高傑作「エリザベス2世の第5肖像」のリマスターです。このコインの登場によって、英国女王の威光は島の隅々にまで行きわたり、大西洋の恒久的な平和を守護する役目を果たしているかのごとくです。本国イギリスにおいてダイアナ妃の追悼記念貨は一種類を数えるのみです。それゆえにこの度の当コインの発行はアセンション島の快挙として特筆すべきものであり、ダイアナ元妃の生前の栄光を映し出す秀逸なポートレートの制作は、歴史的に見て意義の深いことです。

品番	1469
鑑定番号	43126890 現在のPCGS鑑定数はここをクリック下さい
グレード数	PR70DC
タイプ	プルーフ仕上げ
発行限定数	400枚
最大発行数	400枚
重量	約40.00 g
直径	38.60 mm
品位	約91.7%Au（K22）
表面	エリザベス2世　第5肖像（胸像版）
裏側	ダイアナ妃
発送元	日本国内から発送。