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世界の名品100選『極楽鳥』の真の愛で方とは?

『極楽鳥』と聞けば、まるでユートピアに来たような
異次元の世界をイメージしてしまうのは私だけでしょうか

久しぶりに美しい『極楽鳥』に巡り合いました。
ニューギニア(ドイツ領)1894年 5マルク銀貨
最も美しい金貨は300万円を下りません。
庶民感覚では、この5マルク銀貨が最も入手しやすく美しいのではないでしょうか?
何せ100年以上も昔のアンティークコインです。
トーンが進み茶褐色になったり、黒ずむのが普通ですが、
花環で囲まれた額面と、年号の一部に認められるものの、
枝にとまった極楽鳥の姿の光り輝くシルバーの美しさといったら・・・

だから″久々に美しい『極楽鳥』に巡り合った″です。
「円」「丸」という僅かなスペースで生み出された意匠のバランス感覚は絶妙の一言です。
羽の1枚1枚が『ゴチッククラウン』の繊細を超えています。

思わず"ハンマー"に手が伸びてしまった訳とは?

80256519.jpg ©pcgs:Cert34182056

完璧に見える名品も1つやっかいなところがあります。
PCGSのスラブ入りなのです。
アンティークコインとしての真贋を見極める為に必要なものなのでしょうが...
Detailsではない『未使用(UNC)』はいいのですが、
名品は手に取りたい!
特にこの羽を見ると指でなぞってみたくなる!
極楽鳥のボディそのものの凸凹感はどうなのか、
羽のザラザラ感はどうなのか。

しばらく眺めて工具箱のハンマーに手が伸びました...