


リアリティ番組「アプレンティス」をプロデュースし、自ら司会を務めるなど、大統領選挙間際の2015年6月までタレント業を兼任する。
アプレンティスではニューヨークのトランプワールドタワーを舞台に参加者が課題に取り組み、最終の脱落者が選ばれるとトランプ氏が「君はクビだ!(You’re Fired!)」とお馴染みの決め台詞を宣言することで人気を博した。
不動産王としての資産力とタレント業の人気を背景に、共和党員として2016年の米国大統領選に出馬。他の候補者を予備選挙で破り、最終的に民主党候補のヒラリー・クリントンを破って当選する。第45代大統領として就任し、厳格な移民対策やTPP貿易交渉やパリ協定、ユネスコ、WHOのアメリカ離脱など施行し、氏が掲げる「アメリカ第一主義(アメリカ・ファースト)」を体現していた。2021年の任期終了後、バイデン氏を次期大統領としてトランプ氏は退任となった。
2024年米国大統領選に出馬する。2021年のトランプ支持者が起こした議事堂襲撃事件への関与を理由に予備選挙に参加することを禁止されるがトランプ陣営は異議申し立てを行い、判決を覆して予備選挙への参加資格を認めさせた。
2024年7月13日ペンシルベニア州の選挙集会演説中に銃撃を受け、右耳を負傷する。トランプ氏は堂々と拳を突き上げ「Fight!(戦え!)」と叫んだ。同年9月15日にはフロリダ州のゴルフ場にてトランプ氏に向けてライフルを構える男が取り押さえられ、2ヶ月のうちに2回も暗殺未遂を経験する。
同年11月6日、米国大統領選挙が開票され、カマラ・ハリス氏を破って再当選を果たし、2025年1月20日第47代大統領として第2次トランプ政権を発足する。