Interview
私たちが選んだコインパレスでの道
STORY 01
神戸電子専門学校グラフィックデザイン学科卒業。在学中、デザインアシスタントとして入社。WEBデザイン/アプリ開発などに携わったのち、新卒入社。現在はWEB/グラフィックデザインを中心に、企画立案等も担当。趣味は食べ歩き。
物心ついたときから、絵を描くことや物を作ることが好きな子供でした。とはいえあくまで趣味の範疇で、憧れはあるものの自分が仕事に出来るとは思っていませんでした。
高校生の頃、コンビニと高校生がコラボしてパンを開発・学校ごとに売り上げを競う「ベーカリー甲子園」というコンペ企画に携わらせていただく機会がありました。リーダーとして製品の監修からパッケージデザイン・販売活動まで関わり、なんと優勝!一から製品を作り出して誰かに届けることの楽しさを知り、「企画やデザインってなんて面白いんだろう!」と強く思ったことから自然とデザイナーを志すようになりました。
進学先を探す中、母からの「こんなぴったりな学校あるよ」の一声で、デザインを集中的に学べる専門学校への進学を決意。入学して数カ月経ったころ、偶然にもコインパレスから学生アルバイトの募集が舞い込んできました。アンティークコインという単語すら知らなかった当時、「面白そう」というフィーリングだけで応募。まさかの採用で、学生アルバイトとしてお世話になり、そこから正社員として登用。現在6年目になります。
私が所属するECビジネス事業部は、紙やWEBの広告制作、ECサイトの運営、出版事業、イベント企画など幅広い業務を担う部署です。制作するものは多岐に渡りますが、私は新商品のメインビジュアルや、紙・WEBの広告制作に加え、他社とのコラボイベント企画立案を担当しています。
コインは、決して安い買い物ではありません。弊社はショールームを構えていますが、ご来店が叶わないお客様も多くいらっしゃいます。ですので、この商材をいかに魅力的に、そして誠実に伝えるかがとても大切だと感じています。業界のリーディングカンパニーとして走り続ける会社の一員として、コインに対する情熱と誠意を持ち続けながら制作に向き合っています。
また、コインを知らない方々へその存在と魅力を広く伝える企画立案は重要な業務です。日本において、英国コインの存在はまだまだ知られていないのが現状です。私がかつて魅せられたように、虜になる人は多いはず。そんな知る機会のない方たちへ、「こんな世界もあるんだよ」と手紙を出すようにアイデアを紡ぐ。それは、専門知識を持つ”コインパレスのデザイナー”だからこそ出来ることなので、やりがいと責任のある仕事です。
やはり、アルバイトとしてお世話になる中で、様々な経験を積ませていただいたことが大きいです。
入社当時はまだ会社自体が立ち上げ間もない時期だったこともあり、ありとあらゆる業務をこなしました。デザイン業務は勿論のこと、コインの専門知識の勉強、営業のお手伝い、雑務から電話まで。
「何でもできるオールマイティな人に育ってほしい」という想いで育ててくださったおかげで、苦手を克服したり、自身も知らない得意分野に気づくことが出来ました。
また、入社するまで知らなかった貴重なコインに触れるたび、次第に愛着も湧くようになりました。元々アンティークなもの、ヨーロピアンなものが好きだったこともあり、コインの世界に魅了されるようになりました。
デザイナーとして大事なことのひとつに、「商材を愛せるか」があると思っています。その魅力を他の人に伝えるには、まず誰よりも自分自身が商材を知り尽くし、愛すること。作り出したものには、必ず作り手の情熱が宿るものですから。だからこそ、多くの情熱と成長の機会を与えてくれるこの場所で働き続けたいと強く思うようになり、正式に入社するに至りました。
社歴に関係なく様々なことに挑戦できる環境なので、やりがいが尽きません。
最も実感した経験は、2022年のこと。ある日「コラボプロジェクトをやってみない?」とお声がけいただき、企画リーダーを務めることになりました。
会社として他社とのコラボプロジェクトの前例はなく、手探りの中で企画を立案。
想像を絶する苦労の連続でしたが、同年に鎌倉に開館した「英国アンティーク博物館BAM鎌倉」とタッグを組み、日本で初めて英国アンティークコインをテーマにした特別展示「日本初 英国アンティークコイン展」の開催が実現しました。
コインを多角的な視点で捉えたこの企画は、初めての方からコインを愛する方まで幅広く楽しんでいただき、大成功で幕を閉じました。
会期中、「こんなに面白い世界なんだね」と語る多くの方のコインとの出会いの瞬間に立ち合い、”これが私の見たかった景色だ”と強く実感したのを今でも覚えています。
企画を成し遂げ、大きな実績となったことは私にとって確かな自信に繋がりました。
自分自身でキャリアを切り拓くことのできる喜びは、コインパレスだからこそ得られるものだと思います。
とにかく、「伝える」ということに重きを置いています。
というのも、デザイナーの仕事は、ある種翻訳の側面を持っていると思っているからです。
コインパレスが伝えたいことは、実に様々です。資産として、美術品として...語りだしたら切りがありません。それは時に、言葉では語りつくせないことも多々あります。
営業の方の店頭での接客、電話対応、メールなどの直接的なアプローチは強い力を秘めています。ですが、届く範囲や伝えられる情報には限りがあり、それは万全ではありません。
そんな時、もう一押しを可能とするのがデザインの翻訳力だと思っています。
コインパレスは、多方面の実力や才能を持つ人材が集まった環境です。その力を合わせて、部署の垣根を越え会社一丸となり、コインを通じて社会全体をより良い方向へ導くことを重視する。そんな指針を持つ組織だからこそ、自分なりの「伝える力」を大事に業務に取り組んでいます。
勿論それは、社内でも同様です。日頃からコミュニケーションを大切にし、阿吽の呼吸で助け合えるチームを創り上げること。難しいことではありますが、風通しのいい職場づくりのための努力を怠らないようにしています。
商材として扱うアンティークコインは、日常生活ではまず触れることのない特殊なものです。入社しなければ、まず知る機会すらないものでした。ですがその魅力は一度知ると忘れられないものであり、だからこそ今日まで継承されているのだと思います。
特別展を企画した際、”アンティークとは引き継ぐこと”という考えを知りました。
新しいコインも100年経てばアンティークになる。新旧様々なコインを有する我々は、その”引き継ぐ”という大きなミッションを背負っているとも言えます。
それを達成するために、デザインの力や企画の力で実現させたいです。展示に限らず、様々な媒体を通じてコインを知るきっかけを増やしていけたらと思っています。コインパレスは勿論、業界そのものがまだまだ発展途上なので、トライ&エラーを繰り返しながら業界の成長に貢献したいと考えています。
最終的には、コインと資産保全のプロフェッショナルとして「コインのことならコインパレス」と思ってもらえる会社まで成長させることが理想です。事業や展開を拡大し続け、常に業界の最前線に位置づけられる会社づくりを目指していきたいです。
私は、常にときめきやわくわくを求めているので、とにかく心の赴くままに出かける事が多いです。特に、新しいものや美味しいものが好きで、よくショッピングや食べ歩きに出かけています。
弊社の所在地である神戸は、洋食やスイーツ・パンなどの名店がひしめくグルメの街なので、食いしん坊な私はよく退勤後に街へ繰り出しています。食べ歩きすぎて「コインパレスのグルメ女王」なんて社内では呼ばれていることも!旅行ついでにショールームにお立ち寄りくださるお客様に、近隣のグルメ情報をお伝えできるので一石二鳥になっています。
また私自身も旅行に赴いたり、展示やイベントの参加を通じてリフレッシュとインスピレーションが湧くような休暇を過ごしています。仕事もプライベートも全力で楽しむことが、結果的に良いパフォーマンスに繋がると信じているからです。人の心を突き動かすには、まずは自分の心の動きを知ること。すべては昨日よりも”面白い”が溢れる今日にするために、休暇は全力で楽しみます。そんな私生活の遊び心と、仕事に対するひたむきさの同居こそが、新たなアイデアを生み出す源泉になっていると思っています。
コインパレスで求められるものは、唯一無二の才能でも、特別な専門知識でもありません。
自分自身でキャリアを切り開こうとするバイタリティを重要視しています。日本のコイン業界はその特殊性から、コインの知識を有して入社される方はまずいないからです。ですので、知識がないことはむしろ無限の可能性を秘めています。
これまでにも様々な経歴の社員の方々が入社され、その異なるキャリアから生み出されるアイデアでコインパレスは成長してきました。多彩な人材による刺激こそが、弊社の財産とも言えます。だからこそ、個人を尊重してくれる会社だと思います。なりたい姿や思い描くビジョンを叶えるために、会社一丸となって応援し近づくための機会を用意してくれるのがコインパレスの良さです。
もしあなたに”いつか”と思い描く夢があり、夢を夢のまま終わらせたくないのなら。
心の向くままに後悔のない選択をしてもらえたらと思います。その選択肢にコインパレスがあったなら、これ以上に幸せなことはありません。
いつかコインパレスで肩を並べる日を楽しみにしています!
コインパレスはミッションの実現を本気で目指せるメンバーを募集しています。
あなたも、この魅力的な仕事に挑戦してみませんか。ENTRY