image

HOMEアンティークコイン > 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚

1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚

PCGS鑑定付き
  • 品番: 361
  • 鑑定番号: 25263861
  • アンティークコインs1:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs2:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs3:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs4:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs5:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs6:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs7:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs8:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs9:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs10:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs11:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs12:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs13:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚
  • アンティークコインs14:361 1831 ウィリアム4世 クラウン金貨 PCGS PR62DC Esc-272 WR-270 現存数6~10枚

長い軍歴を誇り「船乗り王」の愛称で親しまれた英国王ウィリアム4世

 

1765年に英国王ジョージ3世の第3子としてバッキンガム宮殿にて誕生した後のウィリアム4世。13歳の時に士官候補生として英国海軍に入隊し、その後、英国王位を推戴されるまでの年月の大半を軍人として過ごします。その長い軍属期間により、時に「船乗り王」の愛称によって親しまれ、身近な王室像の構築に貢献しました。1780年に開戦となった有名な「サン・ビセンテ沖の月光の戦い」に参戦し、スペイン艦隊撃沈の後にロンドン市民の大歓呼の下に堂々の凱旋帰国を果たします。またアメリカ独立戦争時のニューヨークでの駐留により、アメリカ合衆国を訪問した初の英国王として史上にその名を深く刻むことになります。さらに1786年のニューファンドランドとハリファックスでの軍務によってカナダを訪問した初の英国君主ともなりました。海軍での華々しいキャリアを経て、兄王ジョージ4世の崩御に伴い64歳にして英国王位を継承することになるウィリアム4世でしたが、71歳で崩御するまでの僅か7年間の在位期間は次代のヴィクトリア期への重要な過渡期として、英国史に多大なる足跡を残しました。これは姪のヴィクトリアが18歳になって王位を継承することが可能となるまでの期間を指し、王自身と犬猿の中であったヴィクトリアの母ケント公爵夫人の摂政制の回避に繋がりました。その長い軍歴のためか、常に庶民的な感覚を持ち合わせ、質素倹約を重んじる傾向のあったウィリアム4世ですが、自身の戴冠式でさえも周囲の意に反して簡素に済ませることを条件として承認したほどであったと伝えられています。このように、ウィリアム4世に関する風変わりなエピソードは数限りなく残っていますが、その一つ一つが王の温かくも誠実な人柄を物語っています。時折、護衛を伴わずに単独で外出することを楽しんでいたとされるウィリアム4世ですが、街中で偶然にも英国王と遭遇した幸運な人々に求められて握手をしたり、拍手喝さいを受け常に上機嫌であったとのことです。あらゆる階層の敬愛を一身に受けていた王の治世は、その後長く続くヴィクトリア期を前にした平和な一時代として英国史上に永遠に記憶されています。

 

 

21世紀の世に再び日の目を見る真のアンティークコインの大作

 

ジョージ4世を始めとする兄達とは対照的な性格を持ち、自由を謳歌していた若き日のウィリアム4世。国王として即位するまでの間、一度として結婚するには至らなかったウィリアム4世ですが、アイルランド人女優ドロシー・ジョーダンとは約20年間にわたり夫婦同然の仲であり、ジョーダンとの間に10人の庶子を儲けていたことが知られています。それらの子供達には、自身が即位するまで名乗っていた公爵位から採った「フィッツクラレンス」の姓を与え、ジョーダンと別れた後は全員王室が引き取ることになります。その後、兄ジョージ4世の後継者と目されたことにより、1818年にはザクセン・マイニンゲン公ゲオルク1世の王女アーデルハイト(英語名アデレード)を正式な王妃として王室に迎え入れます。子供たちの面倒を見ることを厭わない女性を探していた国王にとって、アデレード妃との出会いは理想の家庭を築く上で必要なものでした。そして65歳の高齢にて王位の継承を渋々承諾したとのことです。今回ご紹介させていただくクラウン金貨は、王の戴冠式が挙行された年、1831年に発行された歴史的名貨です。表面には金貨ならではの限りない輝きによって浮かび上がる熟年期のウィリアム4世のポートレートが見られます。王の治世以前のコインポートレートに顕著であった時代掛かった古風なかつらや月桂冠の類はもはや見られず、頭髪の自然なウェーブを写実的に描く自然体のウィリアム4世の横顔に王の温かい人物像を垣間見る思いがします。この秀逸なコイン肖像は、名門彫刻師一族の末裔にして一世一代の名声を築き上げたロイヤルミントに属する稀代の才人ウィリアム・ワイオン(1795年-1851年)のキャリア初期の傑作として知られるもので、この作品によってコイン界におけるワイオンの地位は不動のものとなったと言っても過言ではありません。裏面にはマント型の紋章が左右に広がりを見せ、ジョージ王朝時代を経て王の治世に受け継がれた偉大なる連合王国の全容を余すところなく誇示しています。そしてその上部には至高の英国王位の象徴である見事な宝冠が煌めき輝いています。その稀少性は言うに及ばず、並外れた写実性とコイン製造技術の粋を極めた完成度の高さに支配される両面の意匠によって不朽の生命を宿す重厚感溢れるアンティークコインの大作が、再び我々の世に日の目を見るに至ったことは誠に喜ばしいことと思われます。

 

 

2013年のオークションにて$260,000で落札された希少価値の高い 一枚となります。

同年発行のウナとライオンの相場と比較しても高額であり、現在の 価格に換算すると1億9千万円は下らないことでしょう。

上記のオークション以降、この作品が市場に出回る機会はほとんどありませんでした。

名高いウナとライオンの人気と知名度には席を譲るものの、その稀少 価値ゆえに英国大型金貨のコレクションを形成する上でコレクターにとって垂涎の コレクターズアイテムであることは間違いなく、魅力溢れる金貨であると言えます。

品番 361
鑑定番号 25263861
現在のPCGS鑑定数はここをクリック下さい
グレード数 PR62DC
重量 27.46g
直径 33.2mm
表面 ウィリアム4世
裏側 紋章
発送元 日本国内から発送

誠にお手数ですが、お問合せお願い申し上げます。
こちらの商品は現在価格が確定しておりませんので、確定次第ご案内申し上げます。

ご利用方法の詳細はこちら
配送・送料・返品について

シェアする