HOME > メダル > 1865 アルバート・エドワード(エドワード7世) ロンドン国際博覧会開催記念 銅メダル NGC MS65BN BHM-2845
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一般価格:87,890 円(税込)
会員価格: 79,900 円(税込)若き日のエドワード7世の公務に対する姿勢を明確にするヴィクトリア期の記念メダルの最高傑作
王太子時代
1841年に英国君主ヴィクトリア女王と王配アルバート公爵の第1王子として、ロンドンのバッキンガム宮殿にて誕生したアルバート・エドワード王太子こと後の英国王エドワード7世。4男5女に恵まれた女王夫妻でしたが、中でも王太子は次期王位継承権保持者ということもあり、父アルバート公爵による帝王教育が開始されます。母ヴィクトリア女王との折り合いは幼少時より悪く、王太子は次第に厳格過ぎる女王に反発するようになります。ケンブリッジ大学在学中には不品行によって女王を悩ませるようになりますが、体調不良を押して息子に説教するためにケンブリッジを訪れた父公爵はそれが元で急逝したため、以降、女王は王太子を疎むようになり、公務からも意識的に遠ざけるようになります。母ヴィクトリア女王の在位期間が63年7か月と余りにも長かったため、その間の王太子の存在は余り目立たないものでした。
エドワード朝
王太子の真の自立は、母ヴィクトリアの崩御と共に余りにも唐突に訪れました。余りにも厳格で長過ぎたヴィクトリア時代の重苦しい空気に疲弊していた人々は、エドワード7世となった王太子の新しい治世の幕開けに興奮していました。王太子時代には母ヴィクトリアの不興を買っていたエドワード7世でしたが、その僅か9年間の治世は初夏の夕暮れのガーデンパーティーに喩えられるほど優美なひと時と見なされ、「エドワード朝」の名の下に今も郷愁の念と共に英国人の脳裏に刻まれています。国王となってからのエドワード7世の功績は立派なもので、中世以来の宿敵フランスとの通商条約締結によって両国の関係を見直し、全欧州の平和に貢献したことから王自身「ヨーロッパの父」の異名を取るほどの功名を立てます。
エドワード7世の若々しい肖像
今回ご紹介させていただく作品は、王太子時代のエドワード7世の若々しい肖像を表面に掲げる大変珍しい記念銅メダルです。
1865年5月にロンドン・イズリントンの王立農業会館にて開催された国際博覧会の初日には、アルバート公爵の喪に服していたヴィクトリア女王の名代として王太子自身が開会式に出席したことが記録に残っています。若干24歳当時のエドワード7世の美しくも溌溂とした横顔を浮き彫りにする当メダルは、観る者に深い感動をもたらすとともに英国にとっての精神的故郷とも言える古き良きヴィクトリア朝へと誘います。
1865年に発行されたこの歴史的なメダルは、150年以上もの歳月を経た真のアンティークメダルのみにしか見られない銅メダル特有のどっしりとした貫禄のある古色が見られ、コインファンの感性を刺激することでしょう。英国貨幣史にエドワード7世の足跡を刻む究極のヴィクトリアン・アンティークならではの堂々の風格を心ゆくまでご堪能ください。
品番 1997 鑑定番号 2131029001
現在のNGC鑑定数はここをクリック下さい価格 一般価格:87,890 円(税込)
会員価格: 79,900 円(税込)
グレード数 MS 65 BN 直径 約57mm 表面 ウェールズ公 アルバート・エドワード(エドワード7世) 裏側 サイファー 発送元 日本国内から発送