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コインパレスのコインコンシェルジュブログ

2021.04.05スタッフブログ

「パラマウント・コレクション・ワールドコイン・オークション・イン・ダラス」の全貌

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ご挨拶

皆さまこんばんは、コインパレスの室田でございます。

いつもコインパレスメールマガジンをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 

先月開催されました「ヘリテージオークション・パラマウントコレクション」の全貌について、皆さまにお伝えしたく、急ぎ筆を取らせて頂きました。

ぜひ最後までご覧くださいませ。

 

 

パラマウントコレクションの全貌

2021年3月25日~27日にアメリカ合衆国ダラスにおいて開催された世界的オークション会社ヘリテージ・オークション主催の
「パラマウント・コレクション・ワールドコイン・オークション」は、一生涯をかけての継続的な情熱と研鑽の賜物である貨幣史上屈指のコイン・コレクションの真の芸術的価値を測る試金石としての役割を果たし、
世界にその全貌を知らしめた功績は計り知れません。

 

 

出品されたそれらの粋を極めた極品の数々は、世界最高のコイン鑑定機関であるNGC社によって全て綿密に精査され、オークションに先駆けて記録的な高評価が付与された後、ベールに包まれたまま情報の開示を待つばかりでした。NGC
によるこの度の鑑定結果はコイン・コレクターのみではなく、全世界のディーラーを始めとするコイン関係者に大きな衝撃を与えました。

同社の査定がコレクション全体に記録的な付加価値を与えることはオークション開催前から想定されていたため、驚異的な鑑定結果を全世界が固唾を呑んで待ち望んでいました。

そのコレクションのバリエーションの豊富さ、各時代を代表する傑作の網羅、そして何よりもそれらの最も理想的な保存状態など、
あらゆる点において他の大規模なコイン・コレクションの内容を凌駕する真に偉大なるコイン・コレクションがこの度オークションの形式で出品されたことは歴史上格別に意義の深いことです。

2020年10月にモナコのモンテカルロで開催されたMDCコイン・オークションの開催は数十年に一度の大規模なコイン・オークションとして注目を集めましたが、
今回のパラマウント・コレクション・オークションの開催はそれをさらに上回る規模のオークションとして、全世界のコイン関係者の耳目を集めました。

このオークションの「パラマウント」というタイトルは純粋に「最高」を意味するに留まりますが、
このような稀有のコレクションを評価付けすることがいかに排他的かつ意欲的な試みであるかということを、当コレクションの開催によって改めて考えさせられました。

出品された各時代の傑作群は、数十年に一度オークションに出品されるか否かの例外的な名品を多数含んでおり、この点もパラマウント・コレクションの最大の注目点となりました。

3月のダラスでの開催に合わせて出版されたオークションのカタログの表紙を優雅に彩った単独の名品こそ、世界に数点しか現存が確認されていない真の貨幣学的奇跡の一枚です。

そのコインこそ、今回のオークションの白眉とされる1937年にイギリスで発行された伝説のエドワード八世・5ポンド金貨に他なりません。

NGCの鑑定ではプルーフ・67鑑定・ウルトラカメオと記録的な鑑定結果を得たこのコインの出品によって、パラマウント・コレクション・オークションの名は新たな伝説となりました。

英国以外の他のヨーロッパ各国のアンティーク・コインの逸品も今回のオークションのハイライトとして空前の注目を浴び、歴史的落札を記録しました。

中でも1640年に国王ルイ十三世の治世下に発行されたルイ金貨は、ブルボン王家統治下のフランスの富と豪奢を誇示する目的で発行された当時最大の金貨で、その歴史的評価と類まれなる美しさによってオークション開催期間中に最大の讃辞を勝ち得ました。

そしてこのコイン発行の主旨は、表面に描かれた名彫刻師ジャン・ヴァランによるルイ十三世の力強い美しさを湛えたポートレートによってさらに強調されていますが、この点は特にこの度のオークションの開催によって大いに注目され絶対的高評価の対象となりました。

全世界からの入札が殺到した今回のオークションですが、世界・古代コイン部門オークションに出品された700数点の各時代の名作コインの競売は41,941,592ドル(日本円でおよそ46億円)と驚異的な収益を記録し、
オークションの開催自体がアメリカ国内のみならず、全世界的社会現象として取り挙げられるほどの活況を呈しました。

3日間のオークション開催中に28か国から2,000件を超える入札があり、出品物の落札は至難の業となりました。最高度の人気を誇る英国コイン部門は全体で900万ドル以上の売り上げがあり、
国別としては最大の収益として記録されています。

その中でも単独でトップ・ロットの栄誉に輝いたのは、予想通り最高落札値2,280,000ドル(約2億5千万円)で取引された1937年・エドワード八世5ポンド・パターンコインで、
公開オークションで落札されたコインとしては史上最高額を更新しました。

 

その他、高額落札された英国アンティーク・コインとして挙げられるのは、1662年・チャールズ二世・ゴールドプルーフ・パターンクラウン金貨・PR63・Cameo・NGCが780,000ドルで落札、
1773年・ジョージ三世・ゴールドプルーフ・パターン5ギニー金貨・PR64・カメオ・NGCが750,000ドルで落札、そして驚嘆に値する1731年・ジョージ二世・ゴールドプルーフ5ギニー金貨・PR64+・カメオ・NGCが21件の入札の結果、
660,000ドルでの最終落札を果たしますが、これは同じく英国の1820年・ジョージ三世・ゴールドプルーフ・パターン5ポンド・PR63+★・ウルトラカメオ・NGCの504,000ドルの落札値を超越する記録となりました。

 

 

オークションの開催に向けて綿密な計画のもとに制作された精度の高いコレクション・カタログは、最も注目される名品のみにスポットを当てるために発行されたものではありません。これは将来に残すべき資料として、
またこの世紀のオークション開催の半永久的な記録として資料的また学術的価値を有する理想の高いものです。

 

アメリカを中心にあらゆる造形芸術品をはじめとするコレクターズ・アイテムを取り扱う国際的オークション会社であるヘリテージ・オークションのこの度の真の功績は、
この豪華なカタログの発行と同時に、この度のパラマウント・オークションの開催によって忘却の彼方にあった究極のコレクションの深淵と魅力を余すところなく全世界に発信し得たことで、
これは貨幣学上の一大快挙であると申せます。成功裏に閉幕となった同コレクションの今後の世界的影響は計り知れず、貨幣史上未踏の領域に一石を投ずることとなりました。