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【収集の手引き】 第6章―株式・投資信託(1)

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他の投資と比べることで、そのすごさが見えてきます。

「コイン投資 VS 株式投資」

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投資の代表格、株式投資。日本国内の上場企業は、東京証券取引所を筆頭に、マザーズやジャスダックといった市場で約3600もの企業の株式が売買されています。
有価証券を持っている人のうち約7割が株式を保有している※との調査結果もあり、日本の投資家の株への信頼度は高いと言えそうです。
※平成27年日本証券業協会調べ

<株式投資のメリット>

  1. 透明性が高い
    株式は株式市場に上場し、公開することで売買が行えるシステムです。株価は、ネットや新聞などで簡単に確認できますから、不正な価格での販売はありません。また、企業は株式を上場するためには、会社の規模や経営状態、信用度など様々なチェックを受ける必要があります。
    株式投資は、投資に安全性を求める日本人にとっても最も手を出しやすいと言えるでしょう。

  2. 購入しやすい
    インターネットの普及により、株式売買が手軽にできるようになりました。あらかじめ、証券会社に口座を開く必要はありますが、一度開設してしまえば、あとは、パソコンからでもスマホからでも気が向いた時に株式を購入できるなど、とても手軽です。

  3. 信用取引という方法がある
    株式には信用取引という方法もあります。株式や現金を委託保証金として担保にすれば、その3倍の金額までの売買が可能です。
    もちろんこの方法は、リターンも大きい代わりにリスクも大きくなります。

<株式投資のデメリット>

  1. 儲かっている人は少ない
    実際に株式で儲かるかというと、なかなか難しいというところが本音ではないでしょうか。私が知り合い等から聞いた中から大ざっぱにまとめてみたところ、株で儲けている人が約1割、残りの9割の人は損をしているか、損はしていないまでもとんとんの状態のようです。お客様の中にも、「長年株をやってきたけれど、どうしても利益が出ないので、コイン投資にチェンジしたい」とおっしゃる方が少なくありません。

  2. 初心者には難しい
    株式投資を行っている上級者は、利益を上げるための様々な手法を身につけており、市場よりも早く動きます。初心者がどこかの企業が画期的な商品を発明したというニュースにとびついて株を買おうとしても時すでに遅し。上級者は、市場でそのニュースが明らかになる前に予測して行動しているのです。

  3. ディトレードは拘束時間が長い
    デイトレーダーであれば、株にかかわるニュースをチェックしたり、売買のタイミングを見計らったりと、四六時中、世の中の動きを注視する必要があります。

<コイン投資との比較では?>
株式で、利益を得ようとするのは、じつは至難の業。投資の神様として知られているウォーレン・バフェット氏ですら、2.8兆円もの赤字を抱えたというニュースが世間を騒がしました。
神様と呼ばれる人でも株の値動きを読み違えることがあるのですから、ましてや初心者が株で安定的に利益を出すのは簡単ではありません。

一方、初心者でも利益を出しやすいのがアンティークコイン投資です。買って持っているだけで、よほどのことがない限り値上がりしていきますし、株式のように様々な用語を覚えたり、数字やグラフとにらめっこする必要は全くありません。プロセスも「買う・持つ・売る」と至ってシンプル。
ただしコインの売却のタイミングだけは、じっくりと時間をかけることが必要です。

「コイン投資 VS 投資信託」

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投資信託とは、複数の投資家から集めた資金を、有価証券や金融商品に投資し、そこから得た利益を投資家に分配する仕組みのことです。万が一のリスクに備えて、投資家の資産を管理する信託銀行と運用の指示を行う運用会社により運営されています。

なお、同じように顧客からお金を集めて運用をする金融商品として、ファンドがあります。広くは投資信託もファンドに含まれるのですが、厳密には投資信託とファンドは異なるものです。

<株式投資のメリット>

  1. 運用をプロに任せられる
    投資者はお金を出すだけで、実際の運用は、ファンドマネージャーとよばれるプロの投資家が行います。そのため投資者は、投資先やその経営状態、売買のタイミングなどを気にかける必要は全くありません。また経済や金融に関する知識を持ったプロの運用なので、初心者が運用するよりは利益を生みやすいと考えられます。個人では買いにくい海外の株式や債券に投資することも可能です。

  2. 小口からの投資が可能
    株式投資の場合、単位株を購入するためには、それなりの金額が必要となりますが、投資信託の場合は、商品によっては、数千円という小口での投資も可能です。そのため気軽に始められるのもメリットです。

  3. 行政により管理されている
    投資信託は、「投資信託および投資法人に関する法律」に基づき、委託業者により運用されています。いっぽう、顧客から集めた資金を機関投資家などが運用する金融商品がファンドです。投資信託は、行政が管理する金融商品のみ扱うことになっており、法律に基づいて運営されているため、他のファンドに比べて安心感が強いと言えるでしょう。チェックしたり、売買のタイミングを見計らったりと、四六時中、世の中の動きを注視する必要があります。

<投資信託のデメリット>

  1. 費用がかかる
    例えば、販売買い付け手数料やファンドの管理費用など、投資のプロに運用してもらうための費用が発生します。

  2. 元本保証がない
    投資信託は、銀行預金などとは違って、元本保証がないため、購入時よりも値下がりして売却した場合、元本を割り込むことがあります。そのため運用次第では損をしてしまう可能性があるのです。

<投資信託のデメリット>
プロのファンドマネージャーが、顧客に代わって運用をしてくれたり、小口から投資を始められるなど、投資初心者には、取り組みやすい条件がそろっているかに見える投資信託ですが、何かと手数料がかかるのが辛いところ。手数料を差し引いてプラスが出るような運用をしてもらわないと投資者は儲けられません。

新型コロナウィルス騒動のように全世界が不況に陥った場合は、どれほど敏腕なファンドマネージャーといえども、利益を出し続けるのは難しいでしょう。現に、この度のコロナの影響で、保有していた投信が元本割れを起こし、泣く泣く売却せざる得なかったという投資家も多いようです。このように、赤字になったときにじわじわと手数料が手痛く効いてきます。

その点、コイン投資なら、自分の手元に資産となるコインがあるため、万が一、世界恐慌などが起ったとしても、価値がゼロになることはありません。しかも、ただコインを保有しているだけなら手数料は一切かかりません。こうした点からもコインは、不況下でも強いと言えるのです。