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コインパレスのコインコンシェルジュブログ

2020.11.07スタッフブログ

2020年メイフラワー号上陸400周年記念コインとその背景

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ご挨拶

皆さまこんにちは。

コインパレスの室田でございます。

いつもコインパレスメールマガジンをご覧頂き、誠に有難うございます。

 

本日は今注目を集める「2020年メイフラワー号上陸400周年記念コイン」について、その歴史を交えながらご紹介させていただきます。

 

 

史実としてのメイフラワー号上陸の再評価に繋がるコイン発行

2020年前半にロイヤルミントがリリースした作品の中で最大の注目を集めたのが「メイフラワー号上陸400周年記念」の4種類のコインでした。
金貨2種と銀貨2種からなるこの美しいコレクションは、感動を呼ぶメイフラワー号の史実が初めてコインの主題として取り上げられた画期的なものです。
その完全無比なデザインは過去のあらゆる名作コインのそれを凌駕しており、4種類のバリエーションによってあらゆる角度からこの400年前の波乱に満ちた物語を検証、そして再評価することが可能となりました。

 

 

現代アメリカの建国の精神にまで高められた400年前の伝説

画像引用:wikipedia

この壮大なる物語のテーマとなっているのは、「自由の渇望」「冒険心」そして何よりも「勝利」です。清教徒革命の嵐の前夜であった1620年9月16日、
英国国教会とその首長ジェームズ一世による弾圧を逃れて集った102人のカルヴァン派プロテスタントを信奉する清教徒達ピルグリム・ファーザーズは、
イングランド南西部プリマスの港を夜明けの静けさと共に密かに出航します。ピルグリムとは巡礼のことで、この出航前にも布教のためにヨーロッパ各地を頻繁に放浪していたためこう呼ばれています。

「生きてイングランドの地を踏むことはあらず」と固く心に誓い新天地アメリカ大陸を目指しますが、そんな彼らを待ち受けていたのは66日間の長きに渡る想像を絶する過酷な船旅と命懸けの生存でした。
船底で生死を彷徨った後、ついに彼らは一筋の光明を見出します。同年11月21日、二カ月以上に渡った彼らの逃避行はついに終焉を迎え、
遠き異国の地、マサチューセッツの港が彼らの眼前にその全貌を露わにしました。夢にまで見たアメリカ大陸への移住は遂に現実となり、宿願であった「信教の自由」の約束は果たされます。

閉鎖的な故国イングランドと違い、どこまでも広がる未知の原野アメリカに無限の可能性を見出した時、彼らは意を決してこう誓いました「ここに自分たちの理想の国を造ろう」と。
原住民との軋轢を乗り越え植民地開拓に情熱を燃やす彼らは、もはやイギリス人ではなく、いつしかアメリカの大地と同化したアメリカ人になっていました。ピルグリム・ファーザーズがもたらした信教の自由こそ、
その後のアメリカにおいて体現された民主主義の仮の姿であり、アメリカ精神の源泉でもあります。つまり、彼らによってもたらされた信教の自由は、さらに飛躍して未来永劫の自由となりました。

こうして彼らを自由の大地へと運んだメイフラワー号の名は「自由の象徴」と同義語となり、何にも代えがたいアメリカ的自由主義のシンボルとして歴史上にその名を刻みます。学校教育の現場においてもその名は伝説的であり、
教育理念の基本として伝授されています。政治、経済、そして何よりも文化の象徴として、またその他のあらゆる分野においてメイフラワー号の史実は生きた実在として、
永遠の生命を得て今日に至るまで語り継がれています。

 

 

400周年を祝う多彩なコイン・コレクション

1620年のピルグリム・ファーザーズのアメリカ上陸から400周年を迎えた2020年、ロイヤルミントが満を持して世に送る一連のメイフラワー・コレクションは、
伝説が歴史に変わる瞬間として各界の注目を存分に集めました。この記念すべき発表によって400年前の乗船者たちの苦労と献身がついに報われ、メイフラワー号の名前が不滅となりました。

貨幣価値の高いデラックス版100ポンド金貨、類まれなるレッド・ゴールドの美しさを誇るツー・トーン金貨、世界的鑑定会社NGCによって査定された価値ある「First Day of Issue」「First Release」の銀貨、そして通常の二倍の厚みを持つ特殊な銀貨「ピエフォー」と4種類の特別バージョンのみでのラインアップで紹介されています。「First
Day of Issue」とはコイン発行当日、「First
Release」とは発行後30日以内に鑑定されたコインにのみ付与される特別のグレーディングで、現在のところNGC社のみがその認定を行っている優れたサービスとして知られています。

 

 

現代の英国君主からの喜ばしい讃辞

表面にはロイヤルミントの主任デザイナー、ジョディ―・クラークによる荘厳極まりない傑作「エリザベス女王の第五肖像」が刻まれており、
現英国女王の威信を賭けてメイフラワー号の伝承をさらに伝説化することに貢献しています。

女王の頭上に輝くのは英国王室のジュエリー・コレクション屈指の名品とされているダイアデム(略式の宝冠)で、その制作はジョージ四世の治世に遡り、
かつて大英帝国の女王ヴィクトリアの所有であったことが確認されています。裏面には大西洋の大海原を悠然と進む希望と栄光の帆船としてのメイフラワー号が堂々たる風格と共に描かれています。

 

 

全ての所有者に贈られる感動と幸運

英国国教会の権威を盾にピルグリム・ファーザーズを迫害し、アメリカに追いやった英国にとって、メイフラワー号の思い出は不名誉なことかも知れません。しかし今回の当コレクションの発表によって、
本国イギリスが遂に同号とその乗船者たちのアメリカでの功名を公に認め和解したことになります。ここに400年の歳月を経て大西洋の両岸での和合が初めて実現しました。

このコインに刻まれた人間のドラマは、所有する全ての者に感動を与え、力強く生き抜いていくための叡智を授けてくれること請け合いです。そんなドラマが込められた当コインは、命を賭して海を渡り、
確固たる信念を貫き通し、人生における冒険を潔く受け入れ、遂に自分たちの目標を達成し勝利した人々の幸運と成功を全ての所有者に分配する力を持つ奇跡的な名品として永遠の価値を保有しています。