icon会員登録 icon資料請求 iconお問合せ iconカート

検索:

cart お問い合わせ 資料請求 新規会員登録 tel

ホーム  > ブログ  >  【Vol.59 グローバルマクロニュース】経済再生にいちばん大切なこと

BLOG

コインパレスのコインコンシェルジュブログ

2020.05.25グローバルマクロニュース , アンティークコイン , ブログ

【Vol.59 グローバルマクロニュース】経済再生にいちばん大切なこと

Pocket

 

はじめに

新型コロナの爆発的感染拡大により、世界はその様を大きく変えました。

人々は感染を恐れ疑心暗鬼になり、国家間では医療物資の争奪戦が行われています。

世界各地で人種差別的偏見が牙を向き、国家間での軋轢が生まれています。

日本国において、封鎖は段階的に解除されつつあるものの、予断を許さない状況が続いています。

これまでは、経済を犠牲にしてでも感染拡大を阻止する必要がありました。

正体不明の新型ウィルスは脅威そのものであり、急速な感染拡大は数多くの生命を奪うからです。

その恐ろしさは、人類が中国武漢やイタリア、そしてニューヨークにおいて目撃した通りです。

人命は一番尊いもので、そこに性別も年齢も肌の色も関係ありません。

全てを犠牲にして守るべきものなのです。

そしてまた、急速な感染拡大は、パニックを生みました。病院には人々が長蛇の列をなし、

買い占めや品不足をはじめ、様々な物事を崩壊させました。

この先のコロナとの戦いは年単位に及び、感染を完全に封じ込めるのは困難です。

故に、この戦いに完全に勝利することは不可能だと悟った世界は、コロナと共存する道を選択しました。

 

経済再開にいちばん大切なこと

ウィルスはゲリラのような存在で、どこに潜んでいるかわかりません。

感染症対策の専門家が発言した、「見えないところで感染は続いている」という言葉が全てを表しています。

いつ、どこで、なにを契機に、ふたたび爆発的感染拡大が起こるか分からないのです。

そうしたとき、これまでの努力と犠牲は水泡に帰します。

そうさせないためにも、ゲリラを特定する検査こそが重要となるのです。

また、仮に接触を封鎖前から全く減らさずとも、検査数を4倍にすれば、

今回の収束は世界的にも、より早くなっていたという欧州の研究もあります。

人から人に幾何級数的に感染が拡大するため、危険の芽をいち早く摘むことが鍵となるからです。

実際、中国との関係で批判の矢面に立たされている、WHOのテドロス事務局長でさえ、

3月に行われた会見において、壊れた蓄音器の如く、「test, test, test, test, test」と発言しました。

 

地を這う日本の検査数

図1、世界の1日当たりのPCR検査件数推移 ©Our World in Data https://ourworldindata.org/coronavirus-testing

 

世界の1日当たりPCR検査数推移を見ると、日本が圧倒的下位に位置していることがわかります。

オレンジ色の矢印で示された、底を這うような青のラインは、増加するどころか、減少傾向にあります。

 

不足する医療物資

伸びない検査数の背景には、国家間の医療資源争奪戦において、日本が後塵を拝している事実があります。

そもそもの検査試薬がなければ、検査を行うことさえできないのです。

戦略物資ともいえる、N95マスクなどの生産を国外に依存していた日本は、

依然、医療用ガウンなど、感染症対策物資の不足で苦しんでいます。

図2、国内マスク1枚当たりの価格推移 ©在庫速報.com

 

尚、同サイトは、各ECサイトから取得したマスクなどの在庫状況・価格データがまとめられています。 サイトを経由して、販売ページに遷移し、購入することが可能です。
→マスク販売 まとめサイト

https://zaiko.smoozapp.com/mask

 

低下傾向にあるマスク1枚当たりの価格が教えてくれる通り、

日常生活で必要とされるレベルの医療物資の供給量は、

急増する需要に見合う以上に増加してきたことがわかります。

ですが、検査試薬や拭いといった、より高度な医療物資は依然として不足しています。

それこそが、検査数の増加を妨げている理由のひとつなのです。

また、“従来型のPCR検査”は1件当たり2万円と高額です。

さらに、現行のPCR検査は、準備も含め6時間近くを要します。

検体採取時に医療従事者が暴露感染するリスクもあり、

それを防ぐためのガウンやフェイスシールドも不足しているのが実情です。

 

世界標準としての検査拡大

経済活動を再開すれば、人の動きは活発になります。

人の往来が活発になれば、地域から地域へと感染者が移動する可能性が高まり、感染が再拡大するリスクが一気に高まります。

国を跨いだ往来においては、検査での陰性を確認できる証明書、

そして抗体を保有していることを証明する書類がパスポート代わりとなりつつあります。

感染初期の不顕性感染者(自覚症状の無い感染者)ほど、他者への感染力が強いという研究もあり、

そのことからも症状の有無に関わらず、検査を行うことが重要だとわかります。

1日当たりの検査数の推移からも分かる通り、国外においては検査を行うことが当たり前となっています。

それは、もはやグローバルスタンダートと呼べる程です。

欧米では、無観客でのスポーツ大会の前後には、

1選手当たり数回の検査を行い、陰性であることを確認する程の念の入れようです。

実際、5月23日には英国のサッカープレミアリーグにて2名の感染者が確認されました。

既に、この方針の正しさが証明されたと言えます。

諸外国では、唾液を使った検査をはじめとし、様々な検査が早期に導入されています。

また、戦略物資ともいえる医療資源も急ピッチで生産されています。

欧州では、PCR検査の全自動化も進められていると伝えられており、

検査の自動化機器を他国に販売し、産業化する潮流も芽生えています。

そしてそれは、中国が各国に医療物資を提供し、世界でのプレゼンスを取り戻そうとする姿にも重なります。

 

潮流に乗り遅れる日本

外務省の最新発表では、感染拡大への対応で日本からの入国を制限を設ける国・地域の数が合計183であると公表され

検査の遅れは、感染症対策のみならず、ビジネスにおいても悪影響を及ぼします。

もはや、検査での陰性確認や抗体保有がパスポート化しつつある以上、

日本国内で検査を行うことができなければ、海外渡航もままならず、ビジネスにも支障が出るのです。

他国間においては、日本に先んじて人の交流をはじめとしたビジネスが始動する中、

日本だけがビジネスにおいても乗り遅れる可能性も捨てきれません。

 

 

一寸先は闇

夏を迎えつつある北半球から、冬を迎える南半球へとウィルスは移動しています。

そして、日本を含む、北半球が冬になる頃には、南半球から変異したウィルスが戻ってくるリスクを想定する必要があります。

ウォールストリートの金融関係者からも第二波を警戒する声が多く聞かれ、

主要メディアである、Wall Street Journal英語版においても第二波に関する見出しが踊ります。

そしてまた、企業としても一寸先さえ読めない以上は、全ての物事において慎重にならざるを得ません。

5月中旬には、日本の主要企業の本決算が出揃いました。

発表された決算においては、大幅な減益や赤字という結果となりました。

そして、通常発表される、今後1年間の業績見通しについても非開示とする企業が多く見られました。

先行きに対する視界不良は、企業業績から、下請け企業、従業員、そして派遣社員へと、鎖のように影響を及ぼしています。

最近では派遣切りや内定取り消しが頻繁に行われ、メディアでも大きく伝えられています。

そうなれば、GDPの多くを占める個人消費は停滞し、今後の経済に悪影響を及ぼすことは避けられません。

爆発的感染拡大は、世界の人々の健康を蝕み、平和な暮らしを一変させました。

そして同時に、ウィルスは、経済活動が再開した後でさえ、経済を蝕んでいきます。

 

始まったばかりのアンティークコインの時代

図3、円建て金価格推移 1トロイオンス(31.1グラム)©GOLD PRICE https://goldprice.org/ja/gold-price-japan.html

 

最もメジャーな安全資産である金価格は、一貫して上昇を続け、高値を更新しています。

背景には、安全資産への逃避という“リスク回避型の投資行動”が存在していると推測できます。

実物資産の成長株であるアンティークコインの中には、昨年12月前後から急騰するものも散見されていました。

アンティークコインに投資する、超富裕層たち。

彼らは圧倒的な情報量と先見の明を持ち、「先手」をうち、資産を移動させていたことがわかります。

世界が年末を祝う中、2020年が波乱の1年になることを既に察知していたのでしょう。

何事においても、一度できた趨勢は、そう簡単には戻りません。

金価格の上昇に現れている通り、金融資産から実物資産への移行は、今後も継続しうると考えるのが自然です。

アンティークコインの時代は、“まだ始まったばかり”なのです。