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コインパレスのコインコンシェルジュブログ

2020.01.07アンティークコイン

【Vol.49グローバルマクロニュース】2019年の金融市場の振り返り&2020年の景気局面は!?

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2019年の金融市場の振り返り&2020年の景気局面は!?

2019年の金融市場は大荒れで始まりました。1年で最初の取引となる4日の大発会では、日経平均株価は大幅に下落しました。

取引時間中には、一時700円を超える下落幅を見せました。

結局、2019年初日の取引は2018年12月28日の大納会の終値と比べ、452円安い1万9561円で終了し、波乱の幕開けとなりました。

図1:日経平均日足チャート 2018年9月~2019年12月 ©楽天証券

日経平均の日足チャートを見ると、1月に株価が大きく下落し、19年後半かけて持ち直したことが分かります。

2019年始めに台頭していたのは、米中貿易戦争に端を発した、米国をはじめとした全世界的な景気悪化懸念です。

それに加えて、より大きな市場の懸念材料がありました。それがFRBの金融政策です。

図2:FF金利誘導目標推移 ©Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/quote/FDTR:IND

2018年に入り、FRBはパウエル議長の下で、「これでもか」という強硬姿勢を見せつつ、利上げを推し進めました。

株価が支持率に直結するため、トランプ大統領は繰り返し、株価に悪影響を及ぼす利上げを止め、利下げを行うよう発言しました。

大統領の利下げ強要姿勢は、中央銀行の独立性を懸念させる程激しいものでしたが、トランプ大統領の発言は元金融マンらしく、的を射たものでした。

貿易戦争の泥沼化と、米国経済指標の悪化により、パウエル議長が利上げ打ち止めを18年12月の講演で示唆しました。

続いて、2019年1月には利下げを匂わせたことで、株価は底打ちしました。

年後半にかけて、株価は堅調に推移しましたが、それはちょうど、年後半のFRBの利下げ開始と時期を同じくしています。

利下げが世界的な金余り相場を継続させるという期待が株価を底打ちさせました。

そして、年後半にもその期待が維持され、そして膨らむ形で株価はどんどん高値を更新し続けたのです。

ですが、経済指標は悪化を続けています。景気の先行きを占う上で、最も信頼性に値するISM製造業指数は好不況の節目である50を割っています。

これは、貿易戦争により、製造業が打撃を受けたためです。

また、国内のサービス業などを主とした、ISM非製造業指数は50前半で推移していますが、徐々にその水準を切り下げ、50割れを目指しています。

2019年12月に発表された11月分の雇用統計は、市場予想を大きく上回るものとなりました。これは「良すぎる経済指標」に分類されます。

このような場合、金融緩和期待が後退し、株価が下落することが過去数年の傾向でした。ですが、株価は比較的ポジティブに、上昇で反応しました。

ということは、雇用統計後の株価上昇は「金融緩和期待の後退」よりも、「景気拡大期待」の方が勝ったと解釈することができます。

経済指標には景気に先行する「先行指数」、景気に一致する「一致指数」、景気に遅行する「遅行指数」の3種類が存在します。

雇用統計は景気をリアルタイムで映す鏡のような存在で、「一致指数」に分類されます。一方、悪化を続けるISM指数は「先行指数」に分類されます。

良好な雇用統計が一時的に景気拡大期待を増幅させたとはいえ、雇用統計は飽くまで一致指数です。

先行指標であるISM指数が今後の経済悪化を示唆しています。パウエル議長が利上げ姿勢を継続していれば、本来2019年に景気後退へと突入していたであろう世界経済。

国内外の経済指標の悪化からして、2020年後半には本格的な景気後退局面に入ると考えます。

こうした事実を無視して、米国株は最高値を更新し続けています。

ですが、宴は最後が一番盛り上がるのです。賢明な投資家は、先に宴から退き、冬の時期に備えて資産を実物資産などの安全なものへと移すのです。

 


最後までお読み頂き、有難う御座いました。