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コインパレスのコインコンシェルジュブログ

2019.09.19アンティークコイン

【Vol.42グローバルマクロニュース】日経平均は急上昇 この上昇は本物か?

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日経平均は急上昇 この上昇は本物か?

9月に入り日経平均の上昇が続いています。5日木曜日には20,649円だった同指数は約1週間で約22,000円にまで上昇しました。

上昇の背景には様々な要因が存在しています。なかでも大きいのは、トランプ大統領の強硬姿勢からの転換です。

中国との貿易戦争においては強硬姿勢を一転させ、対中第四弾関税を延期させ、暫定合意の用意があることをツイートしました。

また、対イラン政策においては交渉を用意する準備のある旨を表明しました。さらに驚くことに、対イラン強硬派で知られるボルトン氏を意見の相違を理由に解任したのです。

(C)楽天証券:日経平均株価 日足チャート

あれほどまで、超強硬で頑固なトランプ大統領が心変わりした背景には、支持率の低下が挙げられます。

30%台という支持率は、もとから低位で推移してきたトランプ大統領の支持率からすれば、さほど低く見えません。

ですが、30%という支持率は歴代大統領と比較した時、大きく見劣りするのです。

こうした支持率の低下と次に行われる中間選挙を本格的に意識した結果として、トランプ氏は強硬派から一転して軟化したと考えられます。

こうした急上昇を見せる国内外の株式市場ですが、個人投資家の懐具合は異なるようです。

個人投資家のマインドやセンチメントを測る指標にマザーズ指数というものがあります。

マザーズ指数とは、今後成長が見込まれる、小粒の企業群(中小型株)から構成される指数です。

そうした小粒の企業群は成長性に優れており、あっという間に業績が2倍、3倍になり、株価は5倍、10倍になるケースも珍しくありません。

他方でこのような中小型株の高いリターンの裏には、風が吹けば飛んでしまうリスクもあるのです。

こうした企業の財務状態はあまり優れておらず、負債が多く、そもそも黒字でない企業でさえ、高い価格づけがされていることが多いのです。

中小型株は景気後退局面において、真っ先に業績や財務の悪化から、上場廃止のリスクが顕在化することになります。

(C)楽天証券:マザーズ指数 日足チャート

現在のマザーズ指数が日経平均株価と比して対照的に下落し続けている背景にはあるものは何なのでしょうか?

それを理解するには、下落に転じる前のこれまでの上昇を振り返る必要があります。

マザーズ指数はアベノミクス開始により、個人のマネーが集中し、大きく上昇しました。その上昇率は6年足らずで370%に上ります。

同期間の日経平均の上昇率である190%を大きく上回る上昇率です。

こうした過去の反動が現在の下落、つまり個人投資家が日経平均ほどの利益を出せていないことの背景にあります。

もう1点がリスクマネーの流れです。リスクマネーとは損失覚悟でリスクを取ることができる資金を総称したものです。

09年のようは景気拡大期初期には、資金は国債から徐々に流出します。

こうした資金は、低い国債利回りではなく、社債といったややリスキーであるものの、より優れた利回りを獲得できる金融商品へと移動します。

社債に資金がだぶつけば、社債価格は上昇して利回りは低下します。

そうすると今度は株式に資金が流入。同じことが続き、今度は株式でのリターンが縮小します。

こうしてリスクマネーが最後に行きつく先が小型株や仮想通貨といったハイリスク資産なのです。以上を図で表すと図4の赤線になります。

仮想通貨の価格が2017年末に大きく下落しました。これは、一番ハイリスクな「実体のない資産」に行きついた資金が逆回転したと捉えることができます。

それが図の鼠色の矢印です。これまでの資金の逆回転が起きていると考えれば、07年末に仮想通貨市場が崩壊し、そして現在においては、中小型株の価格が崩れ続けていることを簡単に理解することができます。

現在の世界的株価上昇が実体を伴った上昇であるとすれば、中小型株や仮想通貨に資金が流入しているはずです。ですが、実際にはその反対のことが起きています。

これは、現在の株価上昇が実体を伴っていないことの証左であると考えます。

今後は主要株式が再度値崩れし、そして社債市場ではデフォルトが発生し、国債市場に資金が流入し、一段の金利低下が起こると考えます。

そうした時期には高いリターンを狙う”攻めの投資”ではなく大切な資産を守りつつ殖やす、”守りの投資”が重要性を増します。

そうした守りの投資には国債や金やアンティークコインなどの実物資産が含まれます。実物資産の価格は既に上昇局面に入っており、これからは、よりリスクの低い実物資産の時代が到来すると考えられます。