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コインパレスのコインコンシェルジュブログ

2019.03.04アンティークコイン , グローバルマクロ ニュース

【グローバルマクロニュースVol.29】株式市場の6フェーズ

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株式市場の6フェーズ

多くの人々は株式市場が混沌とした存在であると考えています。確かに日々の値動きに有効な意味を見出すことは難しく、ノイズがほとんどを占めていると言えます。

ですが、より長い、例えば数年といった時間軸で市場を見た時、そこには一定の規則性を見出すことができます。

一般的な上げ(上昇)相場も下げ(下落)相場もそれぞれ3つの韻を踏んでいることが分かります。これは理論に裏付けされたもので、且つ非常に実践的なのです。

本稿では実例を交え、上昇相場の3フェーズと下落相場の3フェーズをご紹介します。

フェーズ1金融相場

株式市場のサイクルの1つ目の段階は金融相場です。

市場サイクルを春夏秋冬で例えた時、フェーズ1は春に例えることができます。

金融相場は各国の中央銀行が大量に資金を供給するような金融危機の後に訪れます。2008年のリーマンショックによって世界の金融市場が存続の瀬戸際に立たされました。

それを受けた金融緩和による金融相場は2009年~2015年に当たります。世界的な信用収縮に危機感を覚えた世界各国の中央銀行は大量の資金を市場に供給することで危機の拡散を食い止めました。

アメリカの中央銀行であるFRBはQEと言われる歴史上初めての、3回にも及ぶ大規模緩和により世界中にマネーを供給しました。過剰に供給されたマネーは必ずジャブつきます。それが株式といったリスク性資産へと流れることで資産価格を押し上げます。

金融相場での資産価格上昇は、業績や景気という「実体」に裏付けされたものであるというより、むしろ資金を供給することで無理やり資産価格を押し上げに安心感をもたらす類のものであると言うこともできます。

株式に流入した資金は株式の中でもさらにハイリスクなものへと移動していきます。最たる例が2015年まで数年に渡り続いた中国株バブルです。

(C) Bloomberg L.P.

中国の株価指数は2015年の夏までの1年足らずで約2倍にも上昇しました。実体とかけ離れたバブルが世界中で起こるのが金融相場の特長です。

フェーズ2反落相場

反落相場はそれまで続いた金融相場の行きすぎが修正される梅雨のような時期です。

2015年の中国バブル崩壊により、市場の行きすぎが修正されました。また、70ドル近辺まで急騰していた原油価格が2016年には1バレル20ドルという安値まで下落しました。こうした行きすぎが修正されるのが反落相場です。

フェーズ3業績相場

業績相場は市場の夏に当たります。経済のファンダメンタル(基礎的要件)は好調で、過去最高益という言葉が新聞の紙面を賑わせます。株式の実態に当たる業績が優れているため、株式も業績に比例して過去最高値を記録します。

こうした業績という裏付けが存在するためフェーズ3は業績相場と呼ばれています。2016年以降も世界の株式市場は堅調に推移し、2018年1月までに米国株は連続で過去最高値を更新し続けました。

  ダウ平均 S&P500 ナスダック総合指数
2015年末 17,425.03 2,043.94 5,007.41
2016年12月29日 19,819.78 2,249.26 5,432.09
上昇率 13.7% 10.0% 8.5%
(C) Bloomberg created Monex Securities

フェーズ4逆金融相場

業績相場はいつか終わります。そのきっかけとなるのが中央銀行の引き締めです。

そしてそれは金融相場と逆の作用を引き起こすため逆金融相場と呼ばれています。逆金融相場の引き金となる中央銀行のアクションとは過度な引き締め、つまり利上げやバランスシートの圧縮です。

利上げは相対的な株式の魅力を低下させます。例えば利上げ前の金利が0%であった時、市場参加者はわざわざ銀行に資金を預けようとはしません。

逆に利上げにより預金金利などの利子が上昇すれば株式の魅力は薄まり、人々はより安全な銀行預金を選択することになります。

FRBは数年に及んで利上げを行ってきました。そしてイエレン議長の後任であるパウエル議長は過度なタカ派(利上げなど金融引き締めに積極的)であると市場に受け止められていました。

その利上げ姿勢はあまりにも積極的でトランプ大統領による更迭説まで噂されたほどです。

結果的に、利上げに対する警戒感から2018年年初の株式市場は米国発の株安で大きく値を崩すこととなりました。

こうした現象は金融緩和により金融資産の価格が上昇する金融相場の逆の現象であり、逆金融相場と呼ばれます。

フェーズ5中間反騰

相場は常に行きすぎます。逆金融相場も例外ではありません。過度な逆金融相場は総悲観という形で市場の混乱を招き、実体以上に株式が下落することになります。そしてその行き過ぎに対する修正が中間反騰です。

中間反騰は約半年ほど続きます。現在(2019年1月以降)の株式市場の戻り局面は中間反騰であると考えます。業績は好調であるのに株価が過度に下落し、その割安さに着目した買いが入り値を戻す。これが中間反騰のプロセスです。

フェーズ6逆業績相場

逆業績相場は中間反騰の後に訪れます。景気後退を反映した株安がそれにあたります。GDPをはじめとしたマクロ経済指標は悪化を続け、企業業績をみても減益や赤字決算が増えていきます。

この間には金融機関の破綻をはじめとした信用危機が取り沙汰されます。世界経済は永遠に悪化すると人々が思い続ける状態が数年の期間続きます。

こうした逆業績相場は中央銀行が利下げを継続しても止まりにくく、数年の時間を要する「市場の冬」の時期に当たります。

現在の世界の金融市場は中間反騰を迎えています。
ですが、そうした割安の訂正は長くは続きません。株式が割高になるまで買われることもなければ、業績自体が向上することもないからです。

現在の中間反騰は早ければ5月のゴールデンウイークには終わり、2019年後半は逆業績相場が訪れると考えられます。

そうした冬の時期に資産を守ってくれるのは他でもない実物資産、なかでも今後の成長が期待されているアンティークコインなのです。