【グローバルマクロ ニュース Vol.27】来たる危機に備えよ!

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2008年秋、米国の巨大金融機関であるリーマンブラザーズが破綻し、危機が世界へと飛び火しました。その後、世界的かつ大規模な金融緩和により世界景気は持ち直しました。
現在では、世界の中央銀行は金融緩和を終え、金融引き締めを行いっています。ですが、ただ一国、日本だけが金融引き締めに転じることができていません。それどころか、金融緩和を終わらせる「出口戦略」さえ議論されていないのです。

 

現在の景気拡大は100か月を超えており、歴史的に見ても長い部類に入ります。そして、経済を動かすのは人間であり、人間の感情によって景気サイクルが発生します。永遠に続く景気拡大はあり得ません。
現在、仮想通貨市場などで局所的にバブルが発生しており、金融市場に過熱感が見られます。世界中の金融商品は複雑に連動しており、どこかの国の金融に問題が生じれば、即座に世界へと影響が広がります。

 

 

 

海外では利上げによって事前に利下げ余地を作り、金融危機が起きた時の対応策を講じています。ですが、日銀は依然として金融緩和を行ったままです。つまり、世界的な危機が起こったとき、為す術がないのです。
リーマンショック未満の危機でも、金融政策面で対応策が無い以上、リーマンショック以上の打撃を受けることは避けられません。そうした危機は、数年以内に起こるとアナリストの間で言われています。
近いうちに起こるという以上の事は分からず、いつ・どこで・どのように危機が起こるかを明確に予測することは不可能なのです。そうした中でどのような資産運用を行えばよいのでしょうか?

 

株式を保有しているのであれば、売り時を明確に見極める必要がありますが、そうした事は困難です。また、ひとたび相場が下げれば、株式で資産を増やすことはできません。債券はリスクフリー(無リスク)だと言われていますが、日銀のイールドカーブコントロールで金利は0%近傍に抑えられています。
さらに、少子高齢化による社会医療費の増加などを背景として、日本の借金はますます増加しています。日本の財政状態を鑑みれば、無リスク資産といわれる国債でさえ、安全ではありません。銀行預金は1行あたり1,000万円と利息分のペイオフが上限です。このようにして考えると、今後の危機への対応策を立てるのは非常に困難です。

 

そうした時に選択肢として挙げられるのが実物資産です。例えば金が挙げられます。リーマンショック以降、金の価格は継続的に上昇しました。ですが、金には高い税率がかけられ、そして非常に重たいため、簡単に持ち運ぶことができません。
戦後の1946年にはインフレ対策としてデノミ(貨幣価値の変更)や預金封鎖が行われました。そして現在、金融危機への対応策が存在しないこと、日本の財政が厳しいことを考えれば、デノミや預金封鎖のようなことが起こらないとは言えません。
そうした時、国外に金を持ち出す必要がありますが、大きさや制度上持ち出すことが困難になるでしょう。

 

 

 

そこで登場するのがアンティークコインです。
いつ危機が来るか分からないので、早いうちから備えとして購入しておくのです。アンティークコインには、景気がいい時も上昇するという特徴があります。好景気に背中を押されたコレクターなどが、積極的に収集するからです。
そして、収集されたものは再度出回ることが少ないため、希少価値がより高まります。アンティークコインは、景気のいい時もしっかりと資産を守ってくれるのです。
また、コインには芸術品としての審美性もあるため、時折眺めたりして楽しみつつ、じっくりと持つことができます。そうしたことができるのは実物資産、中でもアンティークコインならではでしょう。

 

そして危機が訪れた時、アンティークコインはその本領を発揮します。
金融危機が起きれば、それまで株などへ流れていた資金が「実物資産」へと一気に流れ込みます。そしてアンティークコインの市場規模は小さいため、比較的大きな値動きを期待できます。実際、リーマンショックの時にも、アンティークコインは安定した上昇を見せていました。
万が一、預金封鎖やデノミがあっても国際的にみたアンティークコインの価値は不変です。ポケットやカバンにコインを入れて、海外で換金することで価値を保ちながら資金を確保することができるのです。
いざ危機が起きてからでは行動が遅れてしまいます。危機が起きる前、つまり今のような皆が浮かれている時にこそ行動を起こすべきなのです。

 

【グローバル マクロアナリスト サク】

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