【グローバルマクロ ニュース Vol.21】健全な投資は安定した値動きに宿る

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巷には様々な投資商品が溢れています。ですが、健全な投資対象と呼ぶに値する商品は極めて僅かなのが現状です。リターンが低すぎる商品があると思ったら、他方でリターンが高くとも価格変動が激しすぎる商品もあります。激しい価格変動は健全な投資を阻害してしまいます。
“過度な価格変動が投資に悪影響を及ぼす”という事実はノーベル賞を受賞した行動経済学の理論から説明することができます。その理論はプロスペクト理論と呼ばれ、「損失の痛み」は「利益の喜び」の2倍であるという前提に成り立っています。
例えば100円の株式が200円に上昇し、その後100円の戻ったとします。その場合の幸福度合いは上昇分の100円に1を掛けた100となります。一方の痛みは下落分の100円に2を掛けた200となります。
まとめると、幸福度合いは100である一方で痛みは200であり、結局のところ痛みが100だけ残ることになります。つまり、上昇してから元の価格に戻った場合、損失が出ていなくても心には痛みしか残らないのです。

 

投資は幸せを築くための道具であり、投資によって不幸になってしまっては本末転倒です。プロスペクト理論から言えることは、価格が安定して推移することが精神的な幸福を担保するという点です。つまり、一定のリターンを得つつ安定した値動きをする投資対象が好ましいことになります。
最近値上がりしている株式の長期的なリターンは平均して8%であるといわれています。8%という数字だけを見れば投資対象として優れているように思えます。ですが、株式の変動は激しく、半年で50%下落することも珍しくありません。株式はリターンという点からは十分魅力がありますが、価格の安定性に欠けるのです。

 

 

アンティークコインは比較的高い利回りが出る一方で、価格が安定的に推移するという特徴があります。その背景にはしっかりとしたロジックが存在します。
好景気の時は、株式などで利益を得た富裕層が、その利益でアンティークコインを購入します。アンティークコインは、貨幣のように新規発行されることはありませんから、流通量が一定です。一度購入されたコインには愛着が湧いたり、コレクション目的での購入であったりするため、再度市場に出回ることが少なくなります。つまり根強い需要が存在する一方で、供給量はどんどん減少します。
結果として需要と供給の法則から価格は上昇するのです。アンティークコインは不況になるとその輝きをさらに増します。アンティークコインは実物資産としての裏付けがありますから、株式などが下落すると他のリスク性資産から資金が流入するようになります。このようにして、アンティークコインは好不況に関係なく安定した値動きを見せるのです。

 

アンティークコインは不況に強く、価格が安定的に推移する背景となる理由が明確であるため、安心して保有することができます。安定的に価格が上昇すれば、値動きを心配する必要もなくなります。
行動経済学のプロスペクト理論の観点からも気持ちが安定するため、資産を殖やしつつ、幸せな毎日を過ごすことができます。そして何より、株式投資のように頻繁に価格を見なくて済むこともアンティークコインの魅力です。
実際、頻繁に値動きを見ることは無駄でしかありません。株式の価格変動は激しく、最初の例のように100円が200円になり、元の価格に戻るという激しい値動きも珍しくはありません。結果としてプロスペクト理論から気持ちが不安定になり、無駄な売買を繰り返してしまうようになります。
保有しておけば値上がりすると分かっていても、価格の安定性が欠如しているために無駄に売買を繰り返してしまうのです。

 

健全な投資は安定した価格に宿ります。アンティークコインは預金や国債などより遥かに高いリターンを安定して獲得することができます。値動きに惑わされることなく、値動きを利用して長期でしっかりと資産を殖やすことができる商品なのです。

 

【グローバル マクロアナリスト サク】

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