ナポレオンも通ったベルリン・ブランデンブルグ門から「平和を願うベルリン」の姿

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伝統とモダンが融合する街、ベルリンへ

弊社のエージェントの1人、Kayoさんから海外渡航記の投稿(第10回目)です

存分に楽しく充実した旅を堪能されているKayoさんの日々をご覧ください

 

フランス・アルザスの気ままな旅を終え、今度はお隣のドイツにやってきました。

ドイツの首都はベルリン

世界大戦や冷戦といった戦火に飲み込まれてきた歴史を持つ都市です。

ベルリンは戦争に巻き込まれたことから、古い建物が少なく、近代的なビルや建築物が目につくモダンな都市です。

ベルリンは駅も、オフィスビルも、SONYセンターという若者の憩いの広場も、迫力があってかっこいい!!

しかし一方で歴史的な建造物も一度は壊れたものの、復旧工事がされたため今また昔の面影も取り戻されつつあります。

そんな伝統と現代のデザインがミックスしたベルリンでひときわ目立つのが、市内中心部にある、迫力ある青白い門。

”ブランデンブルグ門”です。

 

ブランデンブルグ門の建築と”勝利の女神”ヴィクトリア

ブランデンブルグ門はプロイセン時代のフリードリヒ・ヴィルヘルム1世時代に税関壁としてその前身が建築され、

その後古代ギリシャ風の形に再建築されました。

 

門の上には平和の象徴として、馬車に乗った勝利の女神ヴィクトリア像が乗せられましたが、

すぐにプロイセンを征服したナポレオンがこれを勝利品として持ち去りました。

シャルル・メニエ「ナポレオンとブランデンブルグ門」

ですが、またすぐにプロイセン軍がパリを占領すると、

ヴィクトリア像はまたプロイセンに持ち帰られ、ブランデンブルグ門の上に戻されました。

こう何度も持ち運びされたヴィクトリア像、決して簡単に持ち運べるものではなく巨大な像ですから、

これを動かして上部に戻すのは大変な苦労だったと伺われます。

それほどまでに大事な象徴なのでしょう。

オリーブの杖に変えられたヴィクトリア。しかし・・・

そんな美しいブランデンブルグ門も、第二次大戦で倒壊しました。

1959年に修復された際には社会主義の象徴として、ヴィクトリアの持つ杖の先は、平和を表すオリーブの枝に変えられました。

しかし1961年にベルリンの壁ができたことから、門の前に壁ができ、誰も通ることができなくなりました。

 

1989年ベルリンの壁が崩壊し、ようやくまた門が通れるようになりました。この頃にはヴィクトリアの持つ杖の先は再び鉄十字に戻り、

ブランデンブルグ門を街の中心として数々のホテルや大使館などが建てられて行きました。

今でもブランデンブル門はドイツを代表する建物として、ドイツのユーロ硬貨の裏面に彫られています。

by Berthold Werner

ちなみに:ドイツのユーロ硬貨をチェック!

ちょっとここで脱線を。ドイツのユーロ硬貨の裏面を見てみましょう!

ドイツの硬貨には3種類のデザインがあります。

2ユーロ、1ユーロ硬貨

ドイツの国章である、”鷲”です。

ちょっと国章の鷲にしてはシンプルというか・・・

ポップな印象ですが、テレビでドイツ議会を見ると、この鷲のマークが大きく描かれているのがわかります。

 

ちなみにドイツの国会議事堂は立派な観光地であり、このブランデンブルグ門から数分歩いて到着できます。

入場は予約制ですが、中に入り再上階まで行くとベルリンを見渡せます

ぜひベルリン旅行で訪れてほしい場所です。

50セント、20セント、10セント硬貨

こちらが”ブランデンブルグ門”になります。

ドイツのユーロ硬貨に現在使われている建築物はこのブランデンブルグ門だけですから、ドイツを代表する建築物というのがわかります。

5セント、2セント、1セント硬貨

こちらは”オークの枝”ですね。建築材料やウイスキーやワインの樽の材料にもなるオークはドイツで一般的な材木です。

出典:http://www.geocities.co.jp/aromazzi/racucin/euro.html

ちなみに紙幣は各国共通です

ユーロ通貨で面白いのは、「硬貨は各国それぞれのデザインがある」のに対し「紙幣は共通」なところ。

ユーロ紙幣に描かれる建築物は架空のもので、それぞれヨーロッパ建築の”様式”の象徴を表しています。

 

”かっこいい”ブランデンブルグ門

さて、またブランデンブルグ門の話に戻りましょう。このように、門一つとって見ても、その国の歴史を知ることができます。

ではこのブランデンブルグ門、実際に見てみると・・・かっこいいです!

 

これまでのアルザスの”かわいい”建築から打って変わり、

古典様式のどっしりとした構え、ギリシャの神殿のような太い柱に支えられる門には威厳を感じます。

また夜に行くと、ヴィクトリアと馬車がほのかにライトアップされ、さらに荘厳で偉大な雰囲気を放ちます。

門に続く道はまっすぐに伸びており、ドイツらしい対称的なデザインが”完璧”な空間を作っています。

柱と柱の間にも一つ一つ違う彫刻画があり、大きいながらも細部までのこだわりを感じる芸術作品です

。ナポレオンがここに目をつけたのも頷けます。

復活した首都、ベルリン

今回はベルリンのトレードマーク、”ブランデンブルグ門”の歴史をお伝えしてきました。

ベルリンには他にも”ベルリン大聖堂”や”ベルリンの壁”など多数の歴史的建造物が目白押し。

しかしどれも古びた感じは少なく綺麗な状態なものが多いのは、幾度となく戦火に巻き込まれ、

真っさらな荒野から復活した歴史の証です。

 

しかし2016年にはクリスマスマーケットに巨大トラックが突っ込み、11名の命が奪われるというテロが起きました。

「平和を願うベルリン」の戦いはこれからも続いていきそうです。

 

アンティークコインのコインパレス

http://coinpalace.jp

 

 

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